二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ポケモン二次創作 【虹色の天空】アンケート中です。 ( No.182 )
- 日時: 2011/01/16 23:37
- 名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)
第四十二章 〜四人の囚人〜
走りながら、メインコンピュータ室を目指す三人と一匹。(ラティアスは飛んでいるが)
ギンガ「Rは、リオンの思念体だと言っていた。そして、リオンを助けられるのは、俺だけだとも行っていた。」
サトル「なんだよそれ!?」
エンジュ「で、Rさんは?」
ギンガ「さあ・・・俺はクソ親父のせいで気絶したんだけど、Rが逃がしてくれたんだ。後は・・・」
ティア「おかしいですわね。そんなの一切感じなかったのですが。」
ギンガ「そんな筈は・・・思念体なんだから、リオンと同じような力を持ってるはずだが?」
ティア「——!この気・・・」
ギンガ「!!」
サトル「?」
エンジュ「なにこれ・・・」
ギンガ「R!?」
???「イエ。Rデハアリマセン。」
現れたのは、やはりリオンと瓜二つの少女。でも、金の目は死んでる。
I「私ハ、I。リオン様ノ思念体ノ一人。Rハ、先程消失シマシタ。」
ギンガ「え!?」
サトル「消失・・・ってか、思念体の一人!?」
I「ハイ。リオン様ノ思念体ハRト私I、後、OトNガ存在スルノデス。」
エンジュ「RION・・・お姉ちゃんのなまえ!」
ティア「確かに、ギンガさんと同じ力を感じます。——かなり弱いですが。」
I「リオン様ハ、四ツニ分ケラレマシタ。我等ガ主、サカキ様ニヨッテ。Rハ、心。私ハ、意思。Oハ、知識。Nハ、力。コノ4ツニ分ケラレ、個々ノ生キ物トシテ存在シテイマス。」
ティア「と言う事は、リオンさんは今・・・『空っぽ』と言う事なんですか!?」
I「ハイ。Rガ消エタ事ニヨリ、リオン様ハ心ヲ取リ戻シマシタガ。」
サトル「ちょっと待てよ!サカキは、リオンを四つに分けたってのか?」
エンジュ「こころと、いしと、ちしきと、ちから・・・」
ギンガ「・・・Rが消失し、心が戻った。と言う事は・・・」
I「私達ガ、消エル毎ニ、リオン様ハ自我ヲ取リ戻ス——。」
あまりに衝撃的過ぎる内容に、一同唖然とする。
とある研究室。
大きな試験管のような容器に、M2もとい、ミュウツーが居た。今は眠っている。
サカキ「おい、N。準備は良いか?」
N「ハイ。サカキ様。」
サカキ「O、M2の能力の様子は?」
O「問題アリマセン。既ニ、正常値ニ戻ッテオリマス。」
サカキ「・・・Rは?」
N「先程カラ、連絡ガトレマセン。消失シタト思ワレマス。」
サカキ「!!よりによって、心が・・・」
N「更ニ、Iトモ連絡ガ途絶エテオリマス。ギンガ様ト、コンタクトヲ取ッテイルヨウデス。」
O「本当デスネ。一方的ニ途絶エテマス。」
サカキ「ギンガ・・・っ!M2の回復を急げ!終了次第、出撃する!」
O&N「御意。」
所戻って。
ギンガ「何で、リオ・・・Iはここに?」
I「Rガ呼ンダノデス。意思ノ私ヲ。心ヲ司ルRハ、『RION』ノ中デ、唯一ノ人間デシタ。」
サトル「コピーの中での人間・・・」
I「次ニ私、意志ヲ司ルI。Rノ次ニ、リオン様ニ近シイモノデス。」
ティア「他は、知識に力——。確かに、心と意思と比べたら・・・」
I「私達ニハ、ソレゾレ任務ガアリマス。Rハ、ギンガ様ノ監視。マア、任務ヲ果タシタノデ消失シマシタガ。私ノ任務ハ、皆様ノ足止メ。コレモ——。」
途端に、Iの体から光が発された。様々な色の光を放つI。凄く・・・カオスです。
ギンガ「I!?」
I「私ノ任務モ果タセタノデス・・・!ヤット、リオン様ノ所(中)ニ戻レル・・・!」
サトル「I!待って!リオンの居る場所は・・・」
エンジュ「まだ、おはなしききたいよ!」
ティア「お待ち下さい!」
I「貴方方ナラ大丈夫。キット、リオン様ヲ救エマス!Rノ心、私ノ意志。リオン様ハ半分、人ニ戻ッテマス。」
だからきっと、私たちと、ミュウツーを助けて下さい。
そういい残し、RIONの一人、Iが消失して行った——
Iが消えた後、何も残っていなかった。衣服は勿論、魂さえも。消えたと言うよりは戻った、が正解である。
エンジュ「ふえ・・・」
ティア「エンジュさん・・・!」
サトル「リオンが、空っぽ・・・」
ギンガ「親父・・・!!」
サトル「落ち着け!リオンは、半分人に戻っているんだ!後、2人もリオンに戻る事を望んでいる筈!」
エンジュ「あとは、Oと、N。ちしきと、ちから!」
ティア「私達でリオンさんを人に、戻しましょう。私達ならば、出来ますわ!」
ギンガ「・・・そうだな。」
サトル「大丈夫か?顔色悪いぞ。無茶をするな。」
ギンガ「平気だ。行くぞ。Rと、Iの為にも・・・」
N「・・・サカキ様、Iガ消失シマシタ。コレデ、リオン様は、マタ一ツ『元』ニ戻リマシタ。」
サカキ「・・・そうか。Rは心、Iは意思。無理があったか。」
O「・・・ゴ安心ヲ。私達ハ、ズットサカキ様ノオ傍ニ・・・」
サカキ「・・・」
O「知識ト力、デアル私達。リオン様ニ、ドチラカトイエバ疎カニサレテキタノデス。今更、戻ル気ハアリマセン。」
N「特ニ、私ハ。」
サカキ「そんなの当たり前だ。最後まで、俺の為に働いて貰う。それだけだ。」
N「ソレダケデ、十分デス。居場所ガアルダケデ・・・」
O「Nノ言ウトオリデス。RトIノ事ハ忘レマショウ?」
サカキ「・・・裏切り者には用は無い。俺が必要とするのは・・・」
O&N「俺ヲ、ナニガアッテモ裏切ラナイモノ・・・デスヨネ?」
サカキ「くっくっく・・・正解だ。」
O「オヤ、サカキ様。M2ノ数値ガ、修復シマシタ。イツデモ出撃可能デス。」
サカキ「そうか。・・・行くぞ!O、N!!」
O&N「御意。」
次回へ続く