二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ポケモン二次創作 【虹色の天空】アンケート中です。 ( No.188 )
- 日時: 2011/01/19 23:02
- 名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)
第四十三章 〜Knowlege〜
ロケット団アジト、メインコンピュータ室。
一人の少女が沢山のパソコンに囲まれ、端っこにうずくまっていた。
リオン「ん・・・」
彼女の瞼が、ゆっくりと持ち上がる。——気が付いた様だ。
しかし——
リオン「あ・・・う・・・」
動けない。一mmも。身じろぎすら出来ないのだ。
彼女の思念自体が幾つにも分けられていて、半分しか戻って居ないのだから、仕方は無いが。
所戻って、ギンガ達。
ギンガ「にしても・・・広すぎるだろ。このアジト・・・」
サトル「シルフカンパニーは、こんなに広くなかったぞ・・・」
ギンガ「因みに、俺はシルフカンパニー行った事無いからな。」
エンジュ「やっぱり、ちからをたくわえてたんだね〜。」
ティア「再々復活するのには、相当の労力が必要だったでしょうね。」
???「そうだ。だから、邪魔は止めて貰おうか。」
一同「!!??」
逸早く声の正体を知ったのは、ギンガであった。
ギンガ「クソ親父・・・」
サトル「うわっ!リオンが2人居るっ!?」
エンジュ「たぶん、Oと、N・・・だよね?」
ティア「そうでしょうね。きっと。そして、隣に居るポケモンが、ミュウツー。」
サカキ「くっくっく。その通りだ、ラティアス。ここまで来たら、もう止める事は出来ない。さっさと、邪魔は止めて出て行って貰おうか。ギンガ?」
ギンガ「その前にリオンを返せ。」
O「オ断リシマス。邪魔者ハ一人残ラズ排除・・・ソレガ我々ノ任務!」
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N「遂行サセテ頂キマス!イキナサイ、ダグトリオ!」
O「ハクリュー!」
エンジュ「ええ!?りゅうがが、進化してる!」
ギンガ「ドラゴンタイプか。マニューラ!氷の飛礫!」
《効果は抜群だ!》
ギンガ「!?倒れない?・・・これは。」
サカキ「ギンガ。お前は逃げ出したが、OとNは俺の編み出したメニューを全てこなした。そして、ミニリュウはハクリューに進化したのだ。やはり、元が大事らしいな。」
サトル「ギンガ!此方も行くぞ!オーダイル、波乗り!」
N「穴ヲ掘ル!」
エンジュ「!お兄ちゃん!来る!・・・オーダイルのしっぽのとこ!」
サトル「ハイドロポンプ!」
N「!?」
《効果は抜群だ!ダグトリオは倒れた!》
ギンガ「よし!マニューラ!冷凍ビーム!」
《効果は抜群だ!
N「ヤリマスネ。シカシ、コレデ御仕舞イデス。ミュウツー!」
O「サカキ様ハ、此方ニ。」
サカキ「分かった。M2の力、見せて貰うぞ。」
N「御意。」
ギンガ「とにかく!相手は、ミュウツーが最後!手持ち総動員で突っ込むぞ!」
O「・・・マニューラトオーダイル、前方カラ辻斬リ、滝登リヲ仕掛ケテ来マス。」
N「ソウデスカ。デハ・・・サイコブレイク!」
《マニューラは倒れた!オーダイルは倒れた!》
サトル「オーダイル!!」
ギンガ「強い・・・バクフーン、火炎放射!」
エンジュ「ピイ、十万ボルト!」
N[効キマセン。守ル!」
サトル「くそっ!やっぱリオンだ・・・強い!」
サカキ「俺の思った通りだ。リーグチャンピオンに、最強のポケモンを使用させる事で、最強の力が!」
エンジュ「フェリー!サイコキネシス!」
N「ノーマルノポケモン、シカモ特高ハ然程高クナイピッピ。タイプ一致ノミュウツーノ方ガ、遥ニ威力ハ強クナル!」
《ミュウツーのサイコキネシス!フェリーは倒れた!》
エンジュ「フェリー!」
O「次ハ何方デスカ?」
カントー地方、トキワの森上空
ワタル「・・・ショウエンタウンは、この森の中の何処かにあります!」
ルギア「そうですか。ホウオウ!彼らとは連絡は付いたのですか?」
ホウオウ「問題ありません。マツバに連絡をしておきました。直に、ジムリーダーが、突撃するそうです。」
スイクン「ルギア様、ホウオウ様!準備が出来ました!」
ホウオウ「では、頼みましたよ!スイクン!」
スイクンの水晶壁が、トキワの森全体を張り巡った。
エンテイ「これで暫くの間、外部からの干渉は一切出来ません!」
ライコウ「そして!雷!」
ライコウの吠え声により、上空に雷雲が轟く。光の筋が幾つも入る。
ホウオウ「これで・・・森自体に近づく人間を減らせます。ワタル!行って下さい!」
ルギア「今なら、人一人は入れます!」
ワタル「ありがとうございます!カイリュー!」
ギンガ「ゲンガー!悪の波動!」
N「カワシテ、サイコキネシス!」
《ゲンガーは倒れた!》
ギンガ「くっ・・・後、残り3体・・・」
サトル「俺2体・・・」
エンジュ「回復が、おいつかないよ!このままじゃ・・・」
ティア「持ちません・・・!」
O「トドメデス!サイコ・・・」
ギンガ「ジバコイル!雷!」
『私達は、それぞれ任務があります。それを果たす度、リオン様に戻れるのです。』
良心が最高まで痛んだが、リオンを助ける為だ。すまない、O。
ギンガは、ミュウツーではなくOに雷を当てたのだ。思念体だから、痛みは無い筈・・・!
O「!?クッ・・・ギンガ様・・・コレデ・・・ハ、マ・・タ!必要ト・・・サレ、ナイ日々、ニ・・・戻ッテシマウ!」
N「O!」
O「無念・・・!N、サカキ様ヲ!」
サカキ「・・・これで、三人目かっ!くっ・・・」
Iの時とは違い、黒の光に包まれるO。己が望んでいないからだろうか。
それでも、Iの時同様に跡形もなく消失した。
サカキ「・・・N。こうなれば、お前だけが頼りだ。頼んだぞ。」
N「御意。」
ギンガ「後、一人・・・!」
サトル「ギンガ・・・」
次回へ続く