二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ポケモン二次創作 【虹色の天空】アンケート中です。 ( No.190 )
- 日時: 2011/01/20 22:45
- 名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)
第四十四章 〜必要とされない〜
対峙を続けるギンガ達。数ではこちらが有利だが・・・
N「サイコキネシス!」
技の威力、瞬発力、此方の技をかわすフットワーク。どれをとっても最高の力を持つポケモン。
ミュウツーが、あちらに居る限り・・・此方に勝ち目は無い。
ポケモン達の回復道具は、既に底をついている。最早、負けるのは時間の問題であった。
ギンガ「———っ!」
サカキ「思った通りだ・・・!これなら世界だって手に入る・・・」
サトル「くそっ!なんとかなんねえのか!?」
エンジュ「回復おわったよ〜!いって、バクフーン!」
ギンガ「すまないエンジュちゃん。少し休んでてくれ。ティア、エンジュちゃんを。」
ティア「畏まりましたわ。さあ、エンジュさん。こちらに。」
あっという間に、神秘の守りのバリアが張り巡らされる。
ティア「これで暫くはエンジュさんは大丈夫ですわ。」
サトル「サンキュー、ティア。んじゃー、ギンガ。やるだけやるぞ。」
ギンガ「・・・ああ。クソ親父!俺らはまだ負けねえ!バクフーン!——・・・」
《バクフーンの、噴煙攻撃!》
サカキ「!N、ギンガにも、『お前と同じ』力がある。気を付けろ。」
N「・・・」
サカキ「N?」
N「失礼シマシタ。・・・ギンガ様ハ、力ヲ拒ンデイナイノデスネ。」
サカキ「・・・ああ。そうだ。俺の息子ながら、度胸はある。『リオンとは違って』な。」
ギンガ「おいクソ親父ぃぃ!リオンに、度胸が無いみたいな事言いやがってぇぇ!絶対ぶん殴る!」
サカキ「・・・度胸だけじゃなく、喧嘩も出来るようになったか。」
N「サカキ様。コノ方々ニ、私ガココニイル理由ヲ、言ッテモヨイデショウカ?」
サカキ「・・・?ミュウツーの攻撃を緩めない条件付なら、別に構わないが。」
N「アリガトウゴザイマス。——ギンガ様ノ「力」が、羨マシカッタノデス。必要トサレテイル事ガ。」
ギンガ「・・・?」
攻撃の手は緩めず、Nは語りだす。
N「私ハ、R.I.O.Nノ中デモ、リオン様ニトッテ最モ疎ク、必要ノ無イ存在デシタ。ナニセ、旅立ッタ理由ガ、私ヲ消失サセル為ダッタ程デシタカラ。」
ギンガ「・・・」
N「私ハ、リオン様ノ中ニ居テモ、必要トサレナイノデス・・・ソンナ事ガ、十年以上続イテ居ルノデスヨ・・・?コレデ、何トモナイ人ガイマスデショウカ?」
サカキ「・・・」
N「ダカラ、サカキ様ニ必要トサレタ事ガ、本当ニ嬉シカッタ・・・例エ、ソレガ悪事ニ利用サレテイルトシテモ。」
エンジュ「そんな!力をあくようしちゃいけないって、アタシに教えてくれたのは、お姉ちゃんなんだよ!?」
ティア「エンジュさん、今は少し黙りましょう。突破口が開けるかもしれません。」
N「ダカラ・・・ドンナニ汚イ事ニ利用サレヨウトモ、私ハサカキ様ノオ傍ニイマス!」
ギンガ「そんな事、リオンはちっとも望んでねえ!Nは、親父に利用されたんだ!」
N「言ッタデショウ?ドンナニ汚イ事ニ利用サレヨウト、私ハサカキ様ノオ傍ニイルト!」
サカキ「N・・・」
ティア「そんなのおかしいですわ!そんなの、認めてもらえなかったってだけで、非行に走るチンピラではないですかっ!貴女、本当に【伝エル者】の思念体なのですか?」
うわ〜・・・さり気に、とんでもない事言ってくれたね、ティアさん。
N「・・・ッ五月蝿イッ・・・モウ、私ニ指図スルナッ!!サイコブレイク!」
サトル「おわわ!オーダイル、避けっ・・・」
《オーダイルは倒れた!ミュウツーとの勝負に負けた・・・》
ギンガ「サトルッ!!」
サトル「・・・気にすんな!気を抜くな!」
ギンガ「お前だけは、何があっても許さねえ!例え、リオンの思念体だとしても!」
サトル「ギンガ!避けろ!来るぞ!サイコブレイクが!」
エンジュ「お兄ちゃん!!」
ティア「バリアが、間に合わないっ!」
ギンガ「え・・・?」
サカキ「!!」
???「神速!」
物凄い勢いで、『何か』がギンガを庇った・・・と言うよりか、救い出した。
———皆さんお分かりだろうか。
リオンの手持ちは、三体居る事を。ハクリュー、ダグトリオ。まだ、一匹出てきて居ないのだ。
そして、神速が普通に覚えられるポケモンと言えば・・・(ハクリューは別物として。)
他の地方では、炎の神とも呼ばれる・・・ウインディ。それを操りし、トレーナーと言えば!
ギンガ「———っ!」
???「お待たせっ!やっと動けるようになったの!・・・ま、心は読めないけど。」
サトル「あ、あ・・・」
エンジュ「もしかして・・・」
ティア「もしかするとですわね・・・」
N「!!」
サカキ「・・・」
そう。今作に入ってから、一回もまともに登場した事の無かった、あの人。(20章辺りまでは出てたけど。)
この作品の中では一番の実力を持つ、リーグチャンピオン。(正体は、最初からバレバレだったけど。)
リオン「ここからは・・・私自身の戦いだから。後は任せて!」
白馬に乗った王子ならぬ、ウインディに乗った金の瞳の少女。
現在はお姫様ならぬ、銀の瞳の少年を護るようにウインディにまたがっている。
多分、この小説内で最も男らしい、リオンさん。主人公、帰って来ました!いよっしゃぁぁ!
一同「リオン(さん)(お姉ちゃん)!」
期待通り、悪をひん曲げてくれるのか・・・?
次回に続く