二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

ポケモン二次創作  【虹色の天空】アンケート中です。 ( No.217 )
日時: 2011/01/26 23:23
名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)

第四十八章 〜ヒーロー登場☆〜

七色と金の光が収まった時、リオンがゆっくり目を開けた。傍には、誰も居ない。
リオン「・・・」
サトル「リオンッ!大丈夫か!?」
リオン「・・・久しぶり、サトル。心配かけてごめんね。もう、大丈夫だから。」
サトル「お、おう・・・」
リオン「所で、ギンガとはやては?」
サトル「ああ!今はギンガが優勢だが、いつ形勢逆転するか分らん。」
リオン「そう、ありがと。じゃ、私行ってくるわ!」
サトル「は!?ちょっ・・・!」
リオン「ギンガー!」

一方、リオンが色々あった時、ずっと戦ってた親子。
ギンガ「はやて!火炎放射!」
サカキ「バリアーだ!」
ギンガ「よけろっ!そして神速!」
サカキ「ミュウツー、よけろ!」
ギンガ「っ・・・疲れてきたみたいだな、はやて。・・・ミュウツーも。」
サカキ「・・・そのようだな。と言う事は・・・」

ギンガ&サカキ「次で最後の、攻撃だ!!」

リオン「ギンガー!」
ギンガ「リ、リオン!?」
リオン「もういいわ!戦いを止めて!」
サカキ「そうはいかん!ミュウツーの力はこんなものではないっ!サイコ・・・」
リオン「ああもう!ギンガ!そこどいて!私が指示する!」
ギンガ「はあ!?はやてはともかく、ミュウツーはクソ親父が操ってるんだぞ!?」
リオン「それがどうしたのよ。ギンガ、忘れてない?私達、【伝エル者】よ?」
今までに無いほど、自身ありまくりなリオンに、ギンガは何かを感じ取った。
ギンガ「・・・分かった。」
サカキ「何をっ・・・」
リオン「攻撃を止めて!はやて!ミュウツー!」

はやて「!!」
ミュウツー「・・・!」

二匹の動きが止まる。そのまま、はやてはリオンに擦り寄り、ミュウツーは静かに跪いた。
ギンガ親子(+サトル)は、信じられない光景を目撃した。リオンが、《化物》をいとも簡単に手懐けたのだ。
それは、決して強大な力でねじ伏せたのではなく、聖母の様な慈愛で包まれた微笑一つで。
同じ場に立っているのが恐れ多くなってしまうほど、神々しい光景だ。
これは、伝説と呼ばれしポケモン達とはまた、違う美しさ。
ギンガ「本当に、俺と同じ力なのかよ・・・」
サトル「これは・・・雲上の人って表現が、一番あってるよな・・・何か・・・センチメンタル・・・」
サカキ「ミ、ミュウツー!しっかりしろ!お前の主人は、俺だぞ!?」
リオン「無駄よ。もう、ミュウツーは私とギンガの指示しか、従わないから。」
ギンガ「うぅえぇえ!?俺ぇぇ!?」
リオン「当然。ミュウツー、戦ってる時に、ギンガを見込んだみたいよ。」
ギンガ「・・・そうか?」
サトル「俺はー!?」
サカキ「っ!戻れ!ミュウツー!」
すかさず、ミュウツーが入るはずのモンスターボールをかざすものの——
赤い光を、ミュウツーが拒む。この瞬間、サカキもとい、ロケット団敗北が決定した。

サカキ「・・・ミュウツーが使えなくとも、俺にはまだ、手持ちポケモンが残っている!」
リオン「・・・——?」
ギンガ「リオン?どうした。」
行き成り目を閉じたかと思うと、そのまま。先程とは次元が違う、冷たい笑いを顔に出した。悪魔だー!
ギンガ「リ、リオン!?」
リオン「ギンガ、何かを感じない?」
ギンガ「・・・?感じるってなにを・・・」
リオン「じっとしてみて。すぐに分かるから。」
ギンガ「???」
言われたとおり、雑音を、雑気配を一切遮断する。全身を、感覚器官にした。
伝説のポケモン達が、トキワの森を、ショウエンタウンを、包囲、している——?
ギンガ「リ、リオンはいつから気が付いてたんだ!?」
リオン「う〜ん、さっき。」
サトル「おい!何が起こってるんだ!?」
サカキ「何を・・・ぐっ!ドサイドン!地割れ!」
一同「!!??」

???「サイコキネシス!」

一瞬で、地割れに落ちそうになっていたリオン達が、宙に浮く。
サカキ「何だとっ!?」
リオン「!?」
ギンガ「何っ!?でも、ミュウツーは限界に達してるから、『悪あがき』しか使えない筈・・・」
サトル「でも、普通のポケモンじゃ、これ程の力はだせない・・・」
???「そうさ。コイツは、普通のポケモンじゃないからね!」
リオン「ワタルさんっ!?んでもって、隣にいるのは・・・」
ピンク色の、小型のポケモン。リオンとギンガは、すぐに正体に気付く。
ギンガ「ミュウ!?」
ミュウ「ミュ〜!ミュミュミュウ〜♪」
リオン「え!ワタルさんに、力を貸してたの!?ミュウツーを助ける為に?」
サトル「何で分かるんだ!?」
ミュウ「ミュミュ〜、ミュウミュウ!」
ギンガ「・・・で、居場所が分かったから、向かおうとしてて、ワタルさんに会った・・・」
ワタル「そうなんだよ!ミュウは、ホウオウとルギアと違ってテレパシー使わないから、何考えてるのか分からなくて・・・いやぁ〜、リオンちゃん達が、無事でよかった!」
サトル「そ、それはどうも・・・」
サカキ「前々回リーグチャンピオン・・・!貴様も、俺の邪魔立てに・・・!」
ワタル「ん〜。お前にも用はあるが、一番はミュウツーの事だ。な、ミュウ・・・って伝えて貰えないか?」
リオン「ええ。——」


次回へ続く。
中途半端ですみません!