二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ポケモン二次創作 【虹色の天空】 ( No.25 )
- 日時: 2010/11/01 22:30
- 名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)
第六章 〜はじめてのジム戦 〜
エンジュ「え〜?何でキオンお兄ちゃんの後なの〜?」
キオン「初めてのジム戦だ。僕のを見てからの方が良いだろう?」
エンジュ「やだ!アタシが先行く!」
キオン「・・・いいかい?君は何もかもが始めてだ。勿論普通のバトルだって、僕が始めてだったろう?」
エンジュ「でも〜」
キオン「僕が、相手の弱点を見つけるからどう攻略するかを考えるんだよ?いいね?」
エンジュ「・・・うん。」
キオン「それと!ちゃんとあの技を磨いておく事!いいね?」
エンジュ「・・・は〜い・・・」
ニビジム
タケシ「ふむ、君か。あっという間にトレーナー陣をなぎ倒してきたのは。」
キオン「はい。キオンといいます。よろしくお願いします。」
タケシ「見た所、ウインディで掛かってくるつもりらしいが、相性を覆す作戦でもあるのか?」
キオン「それを言っちゃあ、つまらないじゃないですか。」
タケシ「はは、もっともだ。ん?どうやら、ジョウトのジムバッジを全て持っているようだな。成る程。では・・・行くぞ!」
タケシ「行け、ゴローン!」
キオン「はやて、神速!」
《ゴローンは倒れた!》
タケシ「ほう、弱点でも無いのに一撃か。しかし、硬い岩はゴリ押しでは崩れんぞ!サイホーン!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
《ジムリーダーのタケシとの勝負に勝った!》
タケシ「・・・相性を覆すバトルと言うよりは、威力の大きい技で押し倒す戦法と言う訳か。」
キオン「でも、流石にこの子単体では・・・少々きつかったですね。」
タケシ「本当にそうなのか?・・・まあいい。負けた事には変わりないのだからな。グレーバッジだ。受け取ってくれ。」
キオン「さあ、エンジュちゃん。今度は君の番だ。」
エンジュ「は、はい!タケシさん、よろしくお願いします!でも、すッごく強いなぁ・・・心配。」
タケシ「確か、君は初めてのジム戦だったな。じゃあ、こちらの手持ちが相手だ。」
エンジュ「え?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
タケシ「イシツブテ!」
エンジュ「あ、あれ?ゴローンじゃない・・・ピイ!アイアンテール!」
《効果は抜群だ!イシツブテは倒れた!》
エンジュ「・・・あの、タケシさん、キオンお兄ちゃんの時と手持ちと違いますよね?何でですか?」
タケシ「ああ。カントーが初めての旅立ちのトレーナーと、他の地方から来たトレーナーとじゃ、実力が違うだろう?俺達は、トレーナーのポケモンにレベルをあわせて戦う義務があるんだよ。」
キオン「僕が先に、戦う意味無かったね☆」
エンジュ「はは・・・でも、緊張は和らいだかもしれません。」
タケシ「それは大いに結構。緊張して、実力が出し切れないのは悲しいからな。では、続けるぞ。」
《タケシはイワークを繰り出した!》
エンジュ「ピイ、もう一回アイアンテール!!」
タケシ「二回も同じ技に掛かると思ったかい?甘いね!イワーク、穴を掘る!」
キオン「エンジュちゃん、穴を掘るは地面タイプだ!技を受ければ、ただでは済まないぞ!」
エンジュ「え・・・でも、何処から出てくるか分からないよぉ・・・」
キオン「落ち着いて。じっと耳を澄ましたら、分かるはずだ!」
エンジュ「でも・・・」
キオン「大丈夫。エンジュちゃんなら出来る!」
エンジュ「・・・・・・」
タケシ「そろそろ行こうじゃないか。イワーク!」
エンジュ「ピイ!ジャーンプ!!」
キオン「よし!上手くかわした!そのままの体制なら・・・いける!」
エンジュ「アイアンテーール!!!」
ズガアァァン!!!
《効果は抜群だ!イワークは倒れた!ジムリーダーのタケシとの勝負に勝った!》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
タケシ「・・・初めてにしては、なかなか骨があるじゃないか。君の勝ちだ。受け取ってくれ。」
エンジュ「は、はい!ありがとうございました!」
キオン「やるじゃないか、エンジュちゃん。凄いバトルだったよ!」
エンジュ「お兄ちゃんが指示してくれたからだよ。ありがと〜」
タケシ「次のジムは、ハナダシティのハナダジムだな。確か、水タイプ専門だったからかなり有利だと思うぞ。」
エンジュ「はい。」
キオン「ありがとうございました。エンジュちゃん、行こうか。」
タケシ「あのトレーナ・・・只者じゃないな。一応、連絡しておくか。」
思い当たる節があるらしい。そそくさとジムに備え付けてある電話に向かう。
が、
タケシ「・・・いや、このままにしておいた方が良いかも知れんな・・・」
あの満ち足りた顔を見て、思い直したらしい。電話から手を離す。
タケシ「しかし、彼女がどう動くかねえ?」
次回へ続く
今回から、ジム戦が本格的に始まりました。エンジュと、キオンでは多少ルールを変えてあります。
ま、仕方ない事なんですがね。
それでは、妹が「はよ、パソコン変われと五月蝿いので。