二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ポケモン二次創作 【虹色の天空】 ( No.4 )
- 日時: 2010/10/22 21:51
- 名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)
第二章 〜緊急招集〜
ポケモンリーグ、第一会議室。四天王の四人と、会長が向き合う形で着席している。
シオン「四天王の諸君、君達を呼び出したのは他でもない。知っていると思うが、チャンピオンが今、行方不明だ。しかし、挑戦者は何人も申請が来ている。窮策ではあるが、代わりの者を立てるしかない・・・」
キョウ「会長は、リオンが戻ってこないとお思いで?それは実に遺憾の意ですね。」
イツキ「僕も、反対です。代役なんか立てなくても僕らが必ず見つけ出しますよ!」
シオン「・・・オレも反対はしたが、幹部の者がこぞってな・・・」
カリン「つまり、本意ではないと?」
シバ「・・・リーグに対する侮辱だ・・・」
シオン「出来る事ならば、オレ直々に捜索に向かいたいとは思うのだが・・・」
イツキ「流石にそれは無理でしょ。いくら未曾有の事態だからって。」
カリン「あらあら、会長が拗ねちゃったわよ?シオンちゃん、大丈夫?」
シオン「・・・オレのほうが年上なんだけど。」
イツキ「僕の「いっつん」よりは、まだマシだと思いますよ・・・」
シバ「・・・確かに。」
キョウ「ちょっとまて!話がずれていないか?会長、我らを招集した目的は分かりました。で、どうするおつもりなのですか?」
シオン「ああ、そうだった。それがな〜・・・」
キョウ「・・・その案は、俺は賛成出来ません。」
イツキ「右に同じくー。」
カリン「でもこれは、仕方ない事だと思いますよぅ。」
シバ「・・・俺もだ。」
シオン「はは。ま、仕方ないとは思うけどね。でもさ、これが今現在の状況下では最善の策だと思うのだが。」
イツキ「う〜ん、でも僕個人では、彼に頼むのはあんまり気が進まないよ〜」
シバ「しかし、会長の言う通りかも知れんぞ。ワタルは、すでにポケモンGメンという、新たな職に就いている。今更チャンピオンに戻ってきてくれとは、言い辛いだろう。」
キョウ「そうだな。しかし、本人が納得するのか?」
シオン「それは問題ない。アポは既に取ってある。もうじき来るはずだが・・・」
クレイ「どうも!お久しぶりです!」
イツキ「やあ、就任してからたった三週間の天下だったという、史上初の快挙を達成したクレイじゃんか☆」
クレイ「イ〜ツ〜キ〜!!お前なぁ〜!俺より年下のクセにぃ!!」
カリン「相変わらずね・・・来たということは、チャンピオン引き受けるの?」
クレイ「仕方ないでしょう。俺も、ワタルさんに同じ事して貰ったんだし。可愛い後輩のために、一肌脱ぎますよ。」
シバ「しかし、誘拐事件は今だ進展していない。手がかりもロクにないしな。」
キョウ「ああ。かなり痛い状況だ・・・状況が見えないからな・・・」
シオン「ところで、君は今何をしている?」
クレイ「トキワにある、トレーナーハウスの管理人です。様々な地方から挑戦者が来るので、飽きませんね。」
シオン「・・・それで、話を聞いている限りでは引き受けてくれるようだな。頼んでいいかい?」
クレイ「勿論。彼女が見つかるまでは、何でもしますよ。」
トキワシティ
キオン「え〜と、ジムは閉まってるみたいだな。じゃあ、ジム戦は無理だな。・・・元々出来ないけど。」
閉まっているジムの前には、また彼の姿。
キオン「さあて、トキワの森に向かいますか。確かめなくちゃいけない事もあるし。」
彼の手の中には、一つのモンスターボール。
キオン「出番だ!はやて!!」
ごく、当たり前のようにウインディを出す。そして、当たり前のように鬣をなで、背中に乗った。
キオン「トキワの森まで、頼んだぞ。」
ハヤテ「オン!」
当たり前のように指示を出せば、素直に従う。まるで、何年も前からそうしてきたかのように・・・
マサラタウン、オーキド研究所。
ワカバタウンのウツギ研究所より、大規模かつ、本格的な設備が揃っている。
ここに、さっきキオンと対戦した少年、少女がやってきた。
オーキド「それは本当か!?」
半ば興奮気味の博士を見て、緊張しながらも自らの体験談を話す。
少年「はい、・・・僕が戦った、キオンっていうお兄ちゃんは確かに、すっごく強いウインディを持ってました。」
少女「あと、ポケモン図鑑も。」
オーキド「それは、この写真のと同じだったか?」
差し出された写真を見て、おずおずと答えた。
少年「は、はい。確かにこの形で・・・」
少女「この色でした。」
オーキド「・・・そうか。・・・貴重な情報をありがとう。戻ってよろしい。」
「疑問」が、「確信」に変わる。
オーキド「これは、本当ならばとんでもない事態だぞ。おお、こうしちゃおれん。すぐに彼に連絡じゃ!!」
慌てて、パソコンの電源を着け、テレビ電話に接続する。
オーキド「もしもし、ワシじゃ。さっき入ってきた情報なんじゃが・・・」
次回へ続く
テストオワター(^p^)←初めての顔文字です・・・はい。
いやはや、本当に散々でしたよ〜・・・も〜いや。
クレイ君、チャンピオンに復帰です。(たった三週間じゃ、いくらなんでも可哀想かなと思いまして・・・)
キオン・・・自分で書いてても、良く分からないキャラクターですね。