二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ツバクロ×CCさくら 作者注:妄想なので若干キャラ壊れます ( No.19 )
- 日時: 2010/11/02 21:28
- 名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)
第七章「変わる日常」
「普通なのか、普通じゃないのか」(配点:非日常と日常)
フワリと体軽くなった。目の前にはいろんな人たち。
一人が顔を上げる。そしてまた一人、また一人─────
●
サクラ:「小狼君!大丈夫?」
声に気づいて、妙に重いまぶたを小狼は上げる。
目の前にはサクラが制服にエプロンという服装で小狼をゆすっていた。
小狼:「姫・・・・・おはようございます・・・」
まだ眠そうな目をごしごしこすり、サクラに挨拶をする。
そんな小狼を見てサクラは何かとても不安そうな顔だった。
サクラ:「小狼君。何か悪い夢でも見た?」
サクラが小狼の瞳を見つめて問う。
その瞳には、必死さがあるのが小狼は気づいた。
小狼:「大丈夫です。姫」
にっこりと微笑み、サクラの問いの答えを言う。
小狼:「少し、夢見が悪かっただけですよ」
●
モコナ:「あ!小狼!あのね、あのね、ご飯モコナとサクラで作ったんだよ!!」
リビングの扉を開けて、一番最初に聞こえたのはモコナの声だった。
モコナの指差すほうには、朝食が一人分───小狼の分のみが置かれていた。
小狼:「すみません。姫、ファイさん、黒鋼さん、モコナ。」
そういい、席に着く小狼。
コトンッ
食べ始めた小狼に、ファイは飲み物を置き、
ファイ:「大丈夫?昨日は大変だったもんねぇ」
小狼:「はい。少し予想外でした・・・。」
●
彼らが言う昨日とは、彼らがキタ次の日。
学校に行く今日から、昨日のことである。
彼らは昨日、学校へ行く準備のために街を走り回っていた。
鞄や制服、靴などの他にも、教科書を取りに学校へ行ったりetc.etc・・・・・・・・・。
その他、李の家でどのような物かという説明も受けていた。
●
黒鋼:「おい。時計見ろ」
黒鋼に言われ、時計を見ると───7:45───今すぐ家をでないと間に合わない時間だった。
小狼:「わわ!皆さんいきましょう」
小狼は鞄を抱え、玄関へ向かう。
サクラ:「モコちゃん。行って来るね」
モコナを家へ残し、彼らは家をでた。
●
学校に着き、一番最初に来たのは職員室だった。
先生:「あら。転校生の子達?」
ファイ:「はい〜」
のらりくらりとファイが相手をしている。
先生:「じゃ、サクラちゃんと小狼君は私と。君達二人はあっちの先生についてってね。」
ファイ:「がんばねぇ」
サクラ:「はい!」
小狼とサクラ、ファイと黒鋼は別々に分かれて教室を目指した。
●
先生:「おーい。HR始めるよー。今日は転校生がいるからねー。」
先生がみんなに呼びかけて紹介の準備をしていく。
カッ──カッ──
桃矢:「こんな時期に転校生か?」
雪兎:「確かにおかしいよね」
先生:「おーい。入ってきていいわよー」
ガラッ
先生:「こっちの子が小狼君。あっちの子がサクラちゃん。みんな仲良くするよーに。」
先生の紹介にまわりがざわつく。
小狼:「長谷部小狼です。香港から来ました。よろしくお願いします。」
サクラ:「あ・・・えっと・・・。長谷部サクラです。小狼君とはいとこです。よ、よろしくお願いします。」
そして二人はぺこりとお辞儀をする。
先生:「じゃあ、二人は奥の空いてる席に座ってね。」
彼らの新しい生活が始まった。
+続!(`・ω・´)+