二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ツバクロ×CCさくら 作者注:妄想なので若干キャラ壊れます ( No.21 )
日時: 2010/11/02 23:49
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)

+第八章「見えないモノと」
「それは考えるものじゃなくて」(配点:直感)

き──んこ─んか──んこ─ん
昼休みを告げるチャイムが鳴った。
ファイ:「小狼くーん、サクラちゃーん。お昼食べるよー」
ファイが教室の扉のところで手を振っている。後ろには黒鋼もいた。
そして、なぜか回りは女子だらけ・・・。

小狼:「あ、はい。待ってください」
そういいサクラと小狼は荷物を片付け弁当を持ち、ファイたちと小学校と中学校を分けるフェンスの近くへ行った。
ファイ:「ココちょうど穴場だよね♪」
周りは芝生で少し座れるところもあり、人の通りも皆無といっていいほどだ。

黒鋼:「おい、食うぞ」
待ちきれなかったのか黒鋼は弁当をつつき始める。
それを合図に他のみんなも弁当を広げていった。

         ●

弁当を食べ初めて間もないことだった。
桃矢:「俺らも一緒にいいか?」
小狼のちょうど後ろから声がかかる。
見上げるとそこには彼と同じクラスの桃矢と雪兎がいた。

小狼:「あ、はい。どうぞ。」
さんキュと言って座り始める桃矢と雪兎。
しばらくはいろんな会話が飛び交った。

雪兎:「僕、用事があるから先に戻ってるね」
ありえない速さでありえない量を食べつくした雪兎が手を振って教室へ戻ってく。
雪兎が確実に戻ったことを確かめてから、桃矢は口を開いた。

桃矢:「お前ら───どこから来た?」
何かを見透かしたように、小狼たちを見据える。
ファイ:「どこからって、僕はイギリス。黒ポンは中国。んで、小狼君たちが香港だよ〜。」
そんな桃矢にファイも答える。

桃矢:「違う。お前達が来たのは『他の世界』なんじゃねぇのか?」
桃矢の指摘に誰もが息を呑んだ。

き──んこ─んか──んこ─ん
静かにチャイムが鳴る。

桃矢:「まぁ、確認は取れたからいいさ。桜にはくれぐれも俺が知っていることはいわないでくれ。」
桃矢は教室へ戻っていった。

+つ・づ・く!+