二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ短編〜cosmos〜 ( No.12 )
日時: 2010/11/02 22:28
名前: 癒玖刃 ◆GdYtMY4AZo (ID: QJSI9r3P)
参照: 終わった〜!

「じゃぁ……


















ボクの最後の願いを叶えていただけますか?」

「ん……答えによる」

曖昧な答えを出すメイコ
まぁ、この状況からして時間はあまりないことが分かる

「手紙を書けるもの用意していただけませんか?
リンに……手紙を書きたいんです」

「あ……あぁ、分かった」

少し時間がたった……

「もってきたよ」

「あ、有難うございます」

そして手紙を書き終えた。
そしてそれをメイコさんにわたす。渡してもらえるかは分からないけど、メイコさんは優しそうだから大丈夫だと思う

「そろそろ処刑の時間だ」

「えぇ、いいわ。好きになさい」

〜断頭台〜

「え〜、今から王女リンの処刑を始める」

周りから、「早くしろ」「私の両親のための罪を償いなさい!」「これでこの国は救われる」などという声が聞こえる
でも、1つだけ違った

「レンっ!ねぇ、レン!」

あぁ、リンの声だ……
でも、リンの声など周りの声のせいでかき消されている
ボーン…!ボーン…!ボーン…!と、教会の鐘が鳴る

「リン。最後に言い残すことは?」

「あら。おやつの時間だわ」

本当はそういうことではない。
あぁ、空が綺麗だ。リンの瞳のように……
ジャキン!と、断頭台の刃が落ちた
最後に見たのはリンの泣き叫ぶ顔。そしてボクはこの世を去った

「おい。そこの娘!
こっちへ来い」

「へ……?」

〜北の港〜

「あ……あの……」

「手紙だ」

ボクの大好きなリンへ

ゴメンね……リンに悲しい顔をさせて
でも、北の港に伝わるおまじないを教えるね
願いを書いた羊皮紙を 小瓶に入れて 海に流せばいつの日か 想いは実るでしょう
こういうおまじない。ボクの願いは叶ったよ
{リンが幸せになること}それだけだよ
                                    〜召使のレンより〜

「レ……ンっ……!」

そうして、この物語は幕を閉じた___。
現在。マスター宅

「レーンー♪」

「ん?あぁ、リン。どうしたの?」

「何読んでるの?」

持たれかかってくるリン

「え、コレ?悪ノ双子って言う本だよ
MEIKO姉の家で見つけたんだ」

「ふ〜ん。そうなんだ♪
あ、あと!マスターが新曲ができたから来てだって!
今回は私が悪ノ娘を歌って、レンが悪ノ召使を板ウらしいよ♪」

「まだ?リンちゃん」

1Fからマスターの声が聞こえる

「あ、マスターが読んでるよ!
レン、早く行こ!」

「うん!」

召使のレン……願いが叶ってよかったな
ずっと、王女と一緒にいられるな






「有難う。現在(イマ)のレン__。」