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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA〜青春学園物語!〜 ( No.2 )
- 日時: 2010/10/24 13:24
- 名前: ヒナ ◆CK0Pkj7Qao (ID: OPVNjM8g)
№1「重い冠」
私はお爺様に気に入られていて、お爺様の遺言書に「財産のすべては艶香に捧げる。」と書いてあった。
封筒の中に、私にもわかるように、平仮名で書いて下さったもう一つの遺言書があった。
「つやかへ、おじいさまはもうすぐしんでしまいます。おじいさまのあとをつぐのは、つやかです。
ふうとうのなかにはいっているゆびわは、つやかのみぎてのくすりゆびにはめなさい。」
「……お爺様……」
出勤初日にこんな夢見ちゃった……。
お爺様、艶香は長男の英郎おじ様に嫌われてしまいました。
そうですよね、こんな若輩が後を継ぐんですもの……。
でもお爺様。艶香は負けません。どうか、見守っていて下さい……。
「本日からお世話になります。右城宮 艶香です。宜しくお願いします!」
“右城宮 艶香”の名が出たとき、ざわついた。
それもそうだよね。大富豪・右城宮家の頭首がメイドだもんね。
「Ah? お前、右城宮じゃねぇか……」
「伊達君!?」
お互いに顔を合わせて驚く。
「いや、お前は驚かねぇだろ?」
「だって、伊達政宗君とは思わなかったから……」
第3富豪の“伊達”って、伊達政宗君のことだったんだ……。
「ハァ? まぁ、伊達は有りがちだから仕方ねぇか」
「本当にごめんね? あっ、嫌かな? 私が働くの……?」
「嫌じゃねぇよ。たっぷりこき使ってやる」
「あっ、よかった……。しっかり働くからね!」
この時、ドSな笑顔を浮かべたのに艶香は気づかなかったとか……ww
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