二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: キングダムハーツ ジブリ Ver ( No.14 )
日時: 2010/11/26 20:35
名前: 獣好き ◆x63geJPSDM (ID: /f6cMoTi)

彼はゆっくりと歩いていった。そして視界が開けた。

第4章 Firefly Grave 1st

彼は今度は普通の道を歩いていた。しかも、家が立ち並ぶ路地を。ここだけはまともかな・・と思った瞬間、大きなサイレンが聞こえた。すると、こちらに向かって走ってくる大勢の人がいた。

「あんた、なにやってんだい?空襲警報が発令したんだよ!早く自分の家に帰るか、壕の中に行きなさい!!」

おばさんが言ったので、彼は壕に向かうことにした。彼はさっきの大勢の人についていったが、壕の中は満員だった。ここから反対側のほうにも壕があり、そこの壕にはあまりいないと言う情報を聞いたので、怖いと思いながらも、反対側の壕に向かうことにした。壕を出ると、少年と女の子がこちらに走ってくるのがわかった。

「ここは満員だから反対側の壕に行こう!」

少年はチラっと壕の中を見ると頷いた。そして走っていると、戦闘機の飛行音が聞こえたと思ったら、爆撃の音が次々と聞こえた。すぐ近くの家や地面に爆発した。壕まであと100メートルだった。

すると、あの時の影が行く手を阻んだ。

「こんな大事なときに!!」

彼はキーブレードで一掃してダッシュで壕の中に入った。龍崎と少年、女の子は息が乱れていた。そして、10分後に爆撃音は消えた。