二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ボーカロイド】ミクの初恋☆ ( No.15 )
日時: 2010/10/28 20:11
名前: 紫陽花 (ID: eyS/yPyK)

第五話 ずっと・・・永遠に・・



「ミク姉〜・・・眠いよ〜・・。」

「もう十一時だよ・・近所迷惑だよ・・。」

「えーーだって、明日はあの人が歌ってって言ってくれたんだよ!」

「うん、せっかく上手く歌いたいっていうのは分かるけどさ・・・。」

「僕もう寝る・・・おやすみ・・。」

「「おやすみー」」



「で、ミク姉!特訓開始!」

「うん!」

「それで、どんな歌なの?」

「それは・・・秘密。」

「何で〜〜〜!つまんない!」

「あの人が、私のために作ってくれた曲だから。」

「・・・そっか、じゃあおやすみー頑張ってねー。」

「うん、おやすみー。」




・・・結局、寝るのね・・。」

「まあ、私のための曲だしっ!がんばろー!」



♪〜♪〜


「・・どうしてだろ・・・・上手く歌えてない気がする・・。」



♪〜♪〜


「もしかして、この曲って・・!」



カタッ



「やっぱり、私、歌える!だから、おやすみ。」



カチャ






「ミク姉〜どうだった〜!」

「あ、昨日の練習?ばっちりだよ、リンちゃん。」

「そっか、楽しみ〜。」

「ミク姉、おはよう。」

「あ、レンくん。朝ごはんはネギ尽くしだから、楽しみにしててね〜!」

「・・・そんなの喜ぶのって、ミク姉くらいだけど・・。」

「わー楽しみー!」

「・・・リンもか。」




あの人が、この曲に込めた思い。


私のことをずっと思って、作った曲。


二人には大事な曲。


そして、私の思いも・・・・乗せて・・・




カラーン



「あ、あの人来たよ!ミク姉!」

「うんっ!」



ううっ・・なんか緊張してきた・・。

だって、大事な曲なんだもん。



「ミク、歌ってくれる?」

「は、はいっ!」


顔が紅いかも・・・


こんなに近くで見たの、初めてだし・・。


あ、私がもっとレンズに近ければ良かったんだ。


今度から、あの人が来たら・・・、だけどね。


私、精一杯歌うから。


今からね。