二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ボーカロイド】ミクの初恋☆ ( No.23 )
日時: 2010/11/03 13:38
名前: 紫陽花 (ID: xwGoecEw)

第九話 嘘・・・。




「・・・その、アズマってやつが・・・GUMIを買ってたんだ。」


「「えええええええええ〜〜〜〜!!!!!」


リンちゃんと私はすっごい悲鳴に近い叫びを上げた。

でも、本当にそんな気持ちだったから・・・。



「ちょっと、それ、本当?!」

「うん・・・そうだけど?!」

「リンちゃん・・まず、机から降りよう?」

「・・後、手も離して・・・。」

「・・・・分かった。」


パッ


「で、カイト・・・・。」


ゴゴゴゴゴオオォォォォォォォォォ・・・・・・


わぁ・・リンちゃんの背中に、閻魔大王様が見える・・・。

怒ると怖いんだな・・・リンちゃんって・・・。


でも、私も力づくで聞いてやる!



「「バカイト。一から説明して。」」

「は、はい!!えっと・・・。」


バカイトの話は無駄に長かったから、要約するね。

えっと・・・


1、アズマさんが店に来た。
2、GUMIの宣伝をじっと見ていた。
3、店員から声を掛けられた。
4、ちょっと安くして貰ってから買った。

まあ、こういうこと。

でも・・・でも・・。

どうして・・・アズマさん・・・。


「こんのバカイト!どうして止めなかったのよ!」

「だ・・・だって、ミクが恋してるのがその人だと思わなくて・・・。」

「問答無用!ロードローラーで潰すッ!!!」


ゴロゴロゴロ・・・・



「うわぁぁぁぁ・・・。」


と、カイトは潰されてしまった。

まぁ、いつものコトだし、機械だから良いけどね。

だって、メンテナンスさえやれば、直せるもの。


でも・・・私の心は・・・


そんなコトじゃ、絶対直らない。

どうして?どうして?どうして?どうしてよ・・・?


教えてよ・・・アズマさん・・・・・・・・・・・。


私、貴方に嫌われちゃった?

歌が、下手だったから?

それとも・・・・・


貴方の心は、GUMIさんのモノですか———

私の心は、貴方のモノなのに・・・。


答えてください・・・・。

それと、私の心を


     もっと、


       感情というプログラムを


                埋めて・・・。





カラーン・・・



「「「!!!」」」


「アズマさん・・・!」