二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOID物語 ( No.17 )
日時: 2010/10/27 16:35
名前: 無幻 (ID: 8hgpVngW)
参照: 鏡に映っているのは、君の影。僕の後ろに居るのは…誰?

■[MIKU] 白い雪のプリンセスは *。+゜ 02 ゜+。+


鏡よ、鏡よ、鏡さん。

ネクタイは任せて。彼の頬に挨拶するから。

ほんのスキンシップのつもりだったのに、何でだろ?

妬みを買ってしまったわ。


7つの小人は居るけれど、助ける素振りも見せやしない。知らん振りなんて!

小人達は皆、王子様の婚約者の味方なのかしら?


「お久しぶりですね、えっと、ミクさん。」

「あら、貴女はカイト王子の婚約者の、メイコさんではありませんの。」


赤い髪を揺らして、此方に近づく。

どうやら、先程の毒の事は謝る気が無さそうね。


「カイト王子は私のものなの…っ。手出ししないでよっ、所詮、村娘の癖に!」


違うわよ、私はプリンセスよ。

小人だって、居るじゃない。…全然、役に立たないけど。


「殺してやるんだからっ!殺して、カイト王子の頭の中からアンタを排除してやるんだからっ!」


…王女様がそんな言葉遣い、いいのかな?

ていうか、それ、逆効果だと思うのは私だけかしら。


そっと、私の首を掴んで……[笑み]。



一粒、流れる涙さえも拭えなくて。

呼吸もままならない。



視界に、闇が広がる。




消えそうだから、早く助け出して欲しいの。

訳は、聞かないで、応えられないから。


こんな憎まれ、望んでなかったけど。

それほど彼女——メイコが彼を愛しているからね。愛が二乗されてるのよね。



私は、もう直ぐで——






居なくなるのかな…?