二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOID物語 ( No.24 )
日時: 2010/10/28 17:32
名前: 無幻 (ID: 8hgpVngW)
参照: ああ、いいな、いいな。ボクにもやらせてよ、人殺し。


■[MEIKO] 悪食娘コンチータ *。+゜ 01 ゜+。*


腐臭漂う背徳の館。

暗く、重苦しい雰囲気を放っている。

今日も始まる最後の晩餐。

身の毛もよだつ料理の数々。

双子の召使と——


一人食い漁る女の笑顔。



彼女の名前はバニカ・コンチータ、 かつてこの世の美食を極めた。

その果てに彼女が求めたのは 究極にして至高の悪食。


 「敬い称えよ」  「我らが偉大なコンチータ様」

      「「この世界の食物は…」」

双子が言う。

     「「全てが貴女の為にある——」」


食らい尽くせこの世のすべて 胃袋にはまふだまだ空きがある。


この間取った青白く輝く猛毒、メインディッシュのスパイスに使おうか。


骨の髄までしゃぶり尽くせ 足りなければ皿にもかぶりつけ

舌先を駆け巡る至福



晩餐はまだ









まだ終わらない———








〜双子の呟き〜


コンチータ様は今日も究極の食を探しておられました——。


コンチータ様がお気に召すモノを見つけるのが、我らの使命。


そうだ、あの男を差し出すのはどうか。
あの男は最近、此処の仕事をやめだがっている。


そうだ、そうだ、コンチータ様を裏切ってはならない。


次の晩餐には、××を入れてみよう。