二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOID物語 ( No.27 )
日時: 2010/10/29 17:24
名前: 無幻 (ID: 8hgpVngW)
参照: ああ、そうだ。アレやって、落ち着こう。…アレって、何だっけ?


■[MEIKO] 悪食娘コンチータ *。+゜ 02 ゜+。*

(双子 視点)

今年に入って15人目のお抱えコックがこう言ってきた。


「そろそろお暇を貰えませんか。」

「…許されると思うのなら、どうぞ?」

「…。」


駄目ですね、コンチータ様の事を何一つ分かってない。


 「敬い称えよ」    「我らが偉大なコンチータ様」

       「「裏切り者には…」」

双子が哀れみをもった声で言う。

   「「報いを受けていただきましょう——。」」


双子はニタリと口角を上げた。


食らい尽くせこの世のすべて

今日のメニューは特別製です。

青白く輝く毛髪、オードブルのサラダに使いましょう。

骨の髄までしゃぶり尽くせ 足りなければ「おかわり」すればいい。


「ちょっと、そこの召使さん」

「「何で御座いましょう、コンチータ様」」

「貴女方は一体どんな味がするのかしら。」

「…確かめますか。」


双子の片割れが言う。


「是非♪」


双子は自ら調理場へ向かった。

その後、双子を見た者は居ない————。








〜双子の呟き〜

コンチータ様を裏切って生き残った者なんて居ませんでしたよね。

僕らも、コンチータ様のお役に立てて光栄ですね。

そうですね、食を極める為には私達も必然ですしね。

まあ、きっとコンチータ様は究極の食を見つける事でしょう。

ええ、××××ですよね。…大丈夫でしょう。