二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOID物語 ( No.29 )
日時: 2010/10/29 17:33
名前: 無幻 (ID: 8hgpVngW)
参照: あわよくば、なんて、甘すぎるにも程ってモンがあるでしょう。


■[MEIKO] 悪食娘コンチータ *。+゜ 03 ゜+。*


いつしか館はもぬけのからに。

何にもないし、誰ももういない。


まあ、唯一人。コンチータ嬢は居るけれど。


それでも彼女は求め続けた。



それは、究極にして至高の悪食。



「食らい尽くせこの世のすべて♪」



おやおや、今日はノリノリですね、コンチータ嬢。


? 彼女、先程から自分の右手しか見てませんね。



…微笑んでいる…?…コンチータ嬢、まさか…。







「マダ タベルモノ アルジャナイ」







コンチータ嬢の最後の悪食。




食材はそう、彼女自身。




食を極めたその身体の










味を知るものはすでにいない———














〜ある空の呟き〜


おやまあ、コンチータ嬢も堕ちたものだね。

まあ…どれだけ引き延ばそうと、彼女の運命にさほど狂いはないだろうけどねぇ。

双子ちゃんは……大事にされなかったみたいねぇ。

コンチータ嬢は、人に思いやりなんてないものねぇ。

可哀想ねぇ、本当に、可哀想ねぇ…




なんてね(笑)