二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOID物語 ( No.46 )
日時: 2010/10/30 15:08
名前: 無幻 (ID: 8hgpVngW)

■[GUMI] 最後のリボルバー *。+゜ 03 ゜+。*


春に、あの桜の木の下で出会って、

恋に落ちました。


夏に、お祭りとか、沢山遊んで、

思い出をいっぱい作りました。


秋の夜に、私の部屋で抱き締めてくれて、

ひとつになりました。


冬にあの桜の木の下で、

全てが終わりを告げました。




撃鉄を起こして、指を引き金に。


人差し指が震えて…

貴方を撃ちたくなんてないの、お願いです。


逃げて、逃げて、逃げて、逃げて!

ああ、あああ、


私は最後に「ゴメン」と言った。

泣いてしまう、涙が、頬を伝う。

















貴方は最後に—————










もしやり直せるなら


また二人で夏祭りの花火でも見に行きたいね。



心配しないで?



きっとすぐに会えるからね。


私は自分の喉に銃口を押し当てる。


ずっといっしょにいようねって、



いつも言ってたもんね。







最後のリボルバーは、私に放たれた。