二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOID物語 ( No.49 )
日時: 2010/10/30 15:52
名前: 無幻 (ID: 8hgpVngW)


■[リン] アンチクロロベンゼン *。+゜ 02 ゜+。*


“晒されて、壊されて、錆付いて、朽ち果てて。”


うっとうしい、纏わりつくだけのばかな弟をまた守らなければならない。


“ありもしない噂さえ、流されて、真となるよ”


ああ、ああ、あああ、あああああああああ、


“嘘でもいい、構わない、私たちが正しくて”


そう、私が全て正しいんだっ!
壊れかけのカセットテープみたいにズカズカと言葉を並べ立てる。


“お前たちの、罪深い、背徳を、捻り潰すよっ!”


わああああああああああああああ、








この歌に意味はあるの?

この詩に意味はないわ。

この歌に罪はあるの?

この詩に罪はないわ。

あの歌に意味はあるの?

あの詩にも、意味なんてないわ。

あの歌に罪はあるの。


ニヤリと口角を上げる。


あの詩の罪は———。



今頃になって、私は気付く。

こんな行い、所詮は何も生み出す事などない。

あんた達の生きる価値はなんなの?

野良猫は水に突き落とした。


「アンタはっ!何でそんな目でアタシを見るの!?」


母親の、意味の無い言葉に踊らされて、


「ママが、醜いから…?」


振り回されて、失うんだ。


「うわああああああああっ!」


何が善だ、何が悪だ。
もうなにも、分からない。








さぁ、一緒に狂いましょう!