二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOID物語 ( No.50 )
日時: 2010/10/30 16:02
名前: 無幻 (ID: 8hgpVngW)


■[リン] アンチクロロベンゼン *。+゜ 03 ゜+。*

(弟 視点)


ボクは何のために叫ぶ。


お姉ちゃんが守ってくれて、ボクは何も出来ない。


ただ意味も理解せずに喚く。


お姉ちゃんの為に、戦わなくちゃ!


悪を叩く、正義振りかざす


お姉ちゃんを助けなきゃ!


周り止める


ボクはバットを義母の頭に振りかざした。


ボクら気付かない


愚かな行為。



お姉ちゃん、ボク、強くなったよ。




(リン 視点)


“ありえない、許さない、止まらない、この気持ち”


レン…!弟が、レンが私の前に立って、義母を、悪を叩く。


“この辛さ、この憎さ、貫いて、心を討つよ”


ああ、私は、解放される…?


“苦しくて、悲しくて、虚しくて、消したくて”


助けてくれた?


“それすらも、許されず、諦めは、私たちを救うから”


フフ、フフフ、


“嘘でもいい、構わない、許しましょう、認めましょう”


だって、私にはレンが居るんだもの。許しましょう。


“笑いさえ、妬みさえ、狂おしく、愛せそうだよ”


あれ?目の前の、女を叩く少年は、誰だろう…?


“善でもいい、悪でもいい、*しましょう、眠りましょう”


誰だろう、あれ?ああ、敵?


“もういいよ、疲れたよ”


私は、目の前の少年の背後に、ナイフを近づける。


“私達は、救われますか?”


私は、目の前の少年を刺した。