二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOID物語 ( No.90 )
日時: 2010/11/01 18:57
名前: 無幻 (ID: 8hgpVngW)
参照: 何か…マウスが動かしにくい。電撃文庫2000タイトル突破おめでとっ!


■[MIKU.GUMI] マトリョシカ *。+゜ 01 ゜+。*


  1・2・3・4…


さぁ、狂った時間の始まりだっ!


 * * *


とある所の双子サン。
優しい姉に、生意気な妹(しかも変人口調『変人とか言うなっ! BY妹』)。

「うーん、うーん…」

姉が唸る。
文字を書いてない真っ白な紙を丸めてゴミ箱に投げ捨てる。

「うわっ、もったいねー!」

妹、グミから声が上がる。

うん、確かにもったいないねっ!

まあ、心の中で本当にそう思ってるかは別として。
多分思ってないんじゃないかな。

「考え過ぎじゃいっ!大体さ、高校生になってサンタへの手紙なんてやめんしゃいっ!誰に届くか分からんぜぃ。」
「だって、だってー、プッレゼッントー!なによっ!私は何時になっても夢見る乙女なのっ!グミこそ何よっ!喋り方うっとーしーのよっ!」
「人の喋り方にケチつけんの、やめんしゃい。仕方ないぜよ。」

きっと私は何時でもそう。
継いでも接いでも狂ってしまう。
幾らでも代えがきくマトリョシカ。

妹は床に大の字になって漫画を読み耽る。

うん、やっぱり変人だっ!

心の中で思っておくだけにしておこう。


「あぁ〜もうっ!頭痛いっ!グミの所為だっ!」
「人の所為にすんな、お姉。全部アンタの所為じゃきに。」

グミの言葉は軽く無視…っと。

ふと横目で時計を見ると針は四時。
ああ、壊れてるんだった。

…てか、四時って不幸。4(死)って。


誰か教えてよ。この世界の真実を。

世界が逆さに回り出して、壊れるのは何時?
あーぁ、何もかも全部ぐーるぐる。


あぁ、割れそうだ。記憶も全部投げ出して。

  夢の中まで逃げ込んで。
       壮大な迷路だ、キャハハ。


あぁ、知りたいな。

  アナタのもっともっと奥深く。
       骨の髄までずっとずっと。