「あー・・・本当に誰も居ない つまんないなぁー」突如、人の姿が見えなくなった池袋でただ歩き続けるのは折原ただ一人。周りを見渡しても、色々な店や 小さなゴミの姿しか目視できない。ただ、目の前に人の姿が見えないただそれだけなのに、なぜか虚しかった。人が居ないというのは、こんなにも、自分の心に影響するのを、初めて知ったのかもしれない。「・・・・あ。」何を思い出したのか、折原は後ろを向き 振り向かず走っていった