二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスター 黒の雷・白の炎 ( No.18 )
- 日時: 2010/11/03 19:12
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: ZyN2DGA0)
あらすじ
旅に出たハルトは、初めて自分でポケモンをゲット。
ゲットしたのはマメパト。新しい仲間と共に、ハルトは次の町へ向かう。
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しばらく歩くと、町が見えてきた。
「あの町は…カラクサタウンか。よしっ!」
次の町に向かって、ハルトは駆け出した。
「おや…?」
沢山の人たちが集まっている。誰かが演説をしているようだ。
「…ポケモンは元々自由な生き物なのです! その自由を人間が奪っていいのですか?」
片目にセンサーっぽい物を付け、目のような模様の悪趣味なローブを着たおっさん(と作者は思う)だ。
「ポケモンの自由を守るために、今私たちが出来る事は何でしょうか? それはポケモンを手放す事です! 皆さん、ポケモンの自由を守るために、ポケモンを手放して下さい! プラズマ団・ゲーチスの演説をお聴き頂き、ありがとうございました!」
ゲーチスと名乗った男は、深々と頭を下げ、去っていった。
「ポケモンの、自由…」
「ポケモンを…手放す?」
人々はとても動揺しているように見えた。但しハルトは別だ。
「ポケモンを手放す? あのおっさん何言ってんだろ? まいっか。」
独り言を呟きながら、ハルトは赤い屋根の建物、ポケモンセンターへ入った。
ポケモンセンターでポケモンを回復してもらい、外に出ると、
「おっ、ハルトか。何かゲットしたか?」
タケルだ。相変わらず落ち着いた口調だ。
「ああ、さっきマメパトをゲットしたぜ。ほら!」
ハルトはボールからマメパトを出した。マメパトは元気よくハルトの周りを飛ぶ。
「マメパトか…。僕はこいつをゲットしたよ。」
そう言ってタケルが出したのは、紫を基調とした猫のようなポケモン。
ハルトは図鑑をかざす。
「何々、チョロネコ 性悪ポケモン…性悪?」
タケルのポケモンにはやけに知的なポケモンが多い。
ペットは飼い主に似る…あ、ポケモンはペットじゃないか。
「ところで、ここにはジムはないみたい。」
タケルが口を開いた。
「ジムはおそらく、次の町、サンヨウシティだ。」
やっぱりタケルは物知りだ。小さい頃、この知恵に救われた事もあった。
「あ、そうだ。」
タケルが何かをバッグから取り出した。
「これをあげるよ。間違えてニ枚持ってきてしまったんだ。」
ハルトがその紙を広げる。地図だ。
サンヨウシティは…北だ。
「よし…タケル、ありがとな。よっしゃ、サンヨウへ出発だ!」
高らかに叫んで、ハルトはポケモンセンターを飛び出した。
To Be Continued…