二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスター 黒の雷・白の炎 ( No.36 )
- 日時: 2010/11/16 19:08
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: e7NtKjBm)
あらすじ
デントのヤナップの大技、リーフストームにより、ミジュマルが倒れる。
だが、ハルトの機転とマメパトの根性で、執念の勝利を掴んだ。
トライバッジをゲットし、次の町は…
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ジムを出ると、入り口に見慣れたあいつがいた。
「タケル! 今から挑戦かい?」
幼馴染のタケルだ。様子を見ると、今からジムに挑戦するらしい。
「ああ。で、その様子だとハルトは勝ったみたいだね。ジムリーダーは強かったかい?」
「もちろんさ。でも俺は勝ったぜ。あ、あとここのジムは挑戦する前に二千円分食事しないといけないからな」
タケルはたいそう驚いた様子だった。
「はあ?おいおい、嘘だろ?」
慌てるタケルに向かってニヤリと笑うと、ハルトはポケセンへ向かった。
「さーて、回復もしたし、次の町は…シッポウシティか」
ポケモンセンターを出て、ゲートを抜けようとした時だった。
「ねえ、君のポケモン、話しているよね」
後ろから声がする。
ハルトが振り向くと、そこには帽子を被った緑髪の青年が立っていた。
「…何だって? 早口だね君。で、ポケモンが話したってのはどういう事だ?」
ハルトが訊くと、その青年は嘲笑のような笑みを浮かべる。
「ああ、話しているさ。そうか、君には聞こえないのか。かわいそうに…」
さすがにイラッときた。初対面のくせしやがって、何だこの態度?ぶちのめしてやろうか?
「何だお前? さっきから偉そうな口利きやがって?」
その青年はまた笑う。
「僕の名はN。君は、トレーナーだね?」
ムカつく奴だ。イライラを抑えながら、ハルトも自己紹介をする。
「俺はハルト。勿論トレーナーだ。ちなみに目標はチャンピオンだ!」
さっきからこのNとか言う奴はずっと笑ったままだ。つか『N』ってどこの国だよ全く…
「ふーん…そのために、多くのポケモンをモンスターボールに閉じ込めるんだ?」
さすがにもう我慢できなかった。ハルトは元々気が長い方ではない。
「てめえ、さっきから何だその態度はよ! それじゃあてめえはトレーナーじゃねえのか? え?」
Nは鼻で笑い、話を続けた。
「僕もトレーナーだ。だが、いつも疑問に思うんだ。ポケモンはそれで幸せなのか、ってね」
ポケモンの幸せ?ハルトにはNの言ってる事が分からなかった。
いったい、こいつは何を考えているんだ?
「そうだ、ハルトといったね…」
Nの口調が突然厳しくなった。
「君のポケモンの声を聞かせてもらおう! 勝負だ!」
これを待っていた。ハルトは待っていたとばかりに叫んだ。
「上等だコラ! 返り討ちにしてやる! とっとと敗れて尻尾を巻いて帰りやがれ!」
謎の青年とのバトルが始まる。
To Be Continued…