二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスター 黒の雷・白の炎 ( No.7 )
- 日時: 2010/10/31 11:40
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: 7Ptch8W6)
第一章 〜旅立ち〜
ポケモン研究所までは、歩いてすぐ。
カノコタウンには、ハルトと同年齢の者はハルトを含め三人。
「どんなポケモンかなあ?楽しみだなあ!」
独り言を言いながら、ハルトは研究所へ向かう。
「おはようございます!初めてのポケモンを貰いにきました!」
ハルトはドアを開け、中に入る。
「おっ、ハルト。君も早いね。」
中にいたのはタケル。ハルトの幼馴染で、彼も今日ポケモンを貰いに来た。
「タケル!お前早いな!ところで、博士は?」
昨日届いた手紙の送り主は『アララギ』と書いてあった。
「それがさ、さっき研究員さんが来て、もうしばらく待ってろって。」
タケルがちょっと残念そうに訳を説明する。
ハルトは結構な待ち時間を要すると思った。だが、
「お待たせ!君たちが新米トレーナーさんね?」
出てきたのは、結構若い女の人。イッシュ地方に住んでれば誰でも知ってるこの人がアララギ博士だ。
「あら?三人いるって聞いたんだけど、もう一人はどうしたの?」
そう言えば、まだトモミが来てない。
「あいつ、いつも時間にルーズだからなあ…」
タケルが呟いた、その時。
「おはようございまーす!・・・って、みんな早いね!」
…でた。スーパー元気少女、トモミだ。
「お前が遅いだけだろ?」
タケルの毒舌が飛ぶ。
トモミが少々怒ったような顔を見せたが、おそらく永遠に続くと判断したのだろう、アララギ博士が遮る。
「さて、これで全員そろったわね。それでは改めて自己紹介を。私はアララギ。ここでポケモンの研究をしています。ポケモンは不思議な生き物。その生態はまだまだ謎に包まれているの。そして、君たちは今日、自分のポケモンを手にすることができるのよ!」
そこまで言うと、博士は三人に少し待つよう指示し、何かの箱を持ってきた。
「これはモンスターボール。この中にポケモンが入っているわ。この三体のポケモンから、好きなポケモンを選んで。」
博士が言い終わると同時に、モンスターボールから三体のポケモンが飛び出した。
まず一匹目は、知的な顔立ち(と作者は思う)で、すらっとした体型の草ポケモン。
次は、四速歩行で子豚のような、オレンジ色の炎ポケモン。
最後が、顔にそばかすをつけ、お腹に貝殻をつけた、ラッコのような水ポケモン。
「うわー!このポケモン可愛い!私、絶対この子がいい!」
トモミが真っ先にポカブに抱きついた。
「こいつ、僕に似て賢そうだ。僕はこいつでいいかい?」
タケルはツタージャを選ぶ。
「ああ。俺はこいつらを見た瞬間から、こいつと共にチャンピオンになるって決めたからな!」
ハルトが選んだのは、ミジュマルだ。
「あら、ずいぶん早く決まったわね。皆満足かしら?」
「「「はい!」」」
博士の質問に、三人は一斉に答えた。
「じゃあ、君たちにはこれをプレゼントします。」
そう言って博士が渡したのは、モンスターボールと何か変な道具。
「これはポケモン図鑑。ポケモンの説明や、覚えている技などを教えてくれるわ。」
博士は三人にボールと図鑑を渡す。ハルトのは水色、トモミのはピンク、タケルのは緑だ(え?ポケモン図鑑は赤だけだって?それは気のせいだよ。うん)。
「じゃあ、ポケモントレーナーとして、頑張ってね!」
アララギ博士の言葉を受け、いざ、旅に出よう!
…と思ったハルトだったが。
「ねえ、せっかくポケモンが手に入ったんだし、バトルしようよ!」
トモミが、ハルトにバトルを持ちかけてきた。
早く旅に出たい気持ちもあったが、バトルにも慣れておいたほうがいい、と考え直し、
「よし、その勝負、乗った!」
元気よく答えた。
「じゃあ僕が審判を務めるよ。」
タケルも言い、初めてのバトルが始まる!
To Be Continued…