二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスター 黒の雷・白の炎 ( No.8 )
- 日時: 2010/10/31 19:34
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: 7Ptch8W6)
「初めてのバトル、絶対勝つわよ!頼むわよ、ポカブ!」
トモミの選んだポケモンはポカブ。
ハヤトのミジュマルは水タイプ、炎タイプのポカブには相性がいい。
「行くぞ!ミジュマル!」
「試合…開始!」
タケルの声で、バトルが始まる。
「ポカブ、たいあたり!」
「ミジュマル、こっちもたいあたりだ!」
ポカブとミジュマル、猛突進し激突する。
威力は互角。お互いに粘り、相手を弾き飛ばそうとする。
「ミジュマル!横にずれるんだ!」
ハヤトの命令で、ミジュマルはさっと横にそれる。
前に体重をかけていたポカブは、体を支えられず、前へよろめく。
「今だ!みずでっぽうだ!」
ミジュマルの放った水は、ポカブを直撃した。効果は抜群だ。
しかし、相手もまだ負けてはいない。ダメージはあるが、すぐに立ち上がる。
「よし、まだ大丈夫ね…。いくわよ!ポカブ、あなたの根性を見せ付けるわよ!ニトロチャージ!」
ポカブの体に炎がまとわりつく。全身を包み、渾身の突進がミジュマルに命中した。
「ミジュマル!大丈夫か!」
効果が今ひとつなのも幸いし、すぐに立ち上がったが、ハルトは異変を感じた。
「ポカブのスピードが…上がっている?」
ニトロチャージは、攻撃と同時に素早さを上げる技なのだ。
「そう!ポカブは炎の力でスピードが上がったのよ!これで牛蒡抜きだわ!もう一発、ニトロチャージ!」
再び炎の弾が迫ってくる。速い!
「ミジュマル!…くそ、どうすれば…そうだ!あの技があった!」
ハルトの頭に考えが閃く。
「立ち上がる隙も与えないわよ!ポカブ、ニトロチャージ!」
ポカブが攻撃する瞬間—
「ミジュマル!シェルブレードだ!」
ミジュマルがホタチを取った。ホタチに水の刃が走る。ポカブは一直線に突進してくる。チャンス!
「ミジュマル、横にずれろ!横からシェルブレード!」
ハルトの思い通りにいった。
ポカブは速すぎて曲がれない。シェルブレードがポカブを切り裂く。
ポカブの速度が段々遅くなり、その場にばったりと倒れた。
「ポカブ戦闘不能!ミジュマルの勝ち!」
タケルが声を張り上げる。
「よっしゃあ!」
初めての勝負は、ハルトが勝った。トモミは撃沈している。おいおい、性格変わりすぎだろ。
すると、タケルが立ち上がった。
「僕もバトルしたくなってきた…ハヤト、次は僕と勝負だ!」
To Be Continued…