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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 仮面ライダーDCD‐the last story‐ ( No.25 )
- 日時: 2011/01/05 21:11
- 名前: モンブラン ◆X.IGmvWvQ6 (ID: 97uBXX7z)
第十一話『蠢く陰謀』
物語は数日前まで遡る……………。
「地獄大使が死んだぁ?なんでだよ……、ディケイドにやられたのか?」
シャドームーンがビシュムに問う。
「いいえ、3階の会議室で倒れていました。」
ビシュムがそう答える。最もそうしたのは彼なのだから当然といえば当然か。
「アポロガイスト殿に続きガラガランダ殿までも逝かれるとは……。内部に内通者が居るという線は無いのですかな?ビシュム殿。」
ジャーク将軍が嘆く。
ビシュムは少し間を置いてから答える。
「内通者の可能性は無いでしょう。内部の者による犯行ですね。」
次の日の朝………。
「偉大なる大ショッカー大首領に敬礼!」
“城”1階の講堂にジャーク将軍の声が響く。左右には大幹部が並び、ジャーク将軍の奥には大ショッカーの紋章が入った仮面を被った人物が居る。恐らくその人物が彼の言う『大首領』なのだろう。
「諸君も知っているだろうが、先日の午前10時に3階の会議室で大幹部の地獄大使殿が死亡しているところを発見された。狂器は細く長い、尖った棒ということだ。」
ジャーク将軍の声が響く中、よく見ると大幹部の人数が一人少ない。それは大神官ビシュムの席だった。
彼はその頃“城”の天守閣に、地獄大使を殺めた杖を持ち佇んで居た。
「大ショッカー………いずれ大首領をも超え、その総てを我が物にしてくれる………!!」
第十一話『蠢く陰謀』終
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