二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 仮面ライダーDCD 最終章 ( No.35 )
日時: 2011/01/27 17:41
名前: モンブラン ◆X.IGmvWvQ6 (ID: 97uBXX7z)

第十七話『シャウト・狙われたドライバー』

[カメンライド‐カブト!]

電子音と共に、ディケイドのマゼンタの装甲が赤いものへと変化する。
真紅のボディに、一本の赤い角のライダー……カブトに変身した。

「行くぜ、大首領!」
士は更にもう一枚カードを装填する。

[アタックライド‐クロックアップ!]

途端に、士の姿が見えなくなる。

「成程、考えたね。確かにそれならクウガには対応できるけど……。」

大首領は先程マイティキックを繰り出した時と同じモーションをして、今度は両手をベルトの横に構える。

「超変身!」

アークルの中央の石“アマダム”がマゼンタに光り、クウガの身体はマゼンタと黒っぽいガンメタル……タイタンフォームに変わる。手にしたライドブッカーは剣の形を取り、次の瞬間クウガの装甲と同じようなカラーリングの剣“タイタンソード”へと変化した。

「ただ速いだけじゃあ駄目さ。」

クロックアップした士は幾度も斬りつけるが、大首領に変化は無い。それもその筈、タイタンフォームは防御力に特化した形態だからだ。

その時だった。

[クロックオーバー!]

士のスピードが急に落ちる。クロックアップが終了したようで、その隙に大首領は手にしたタイタンソードで士を斬りつけた。
その後も大首領は立て続けに士を斬りつけ、士は手も足も出ない。

やがて姿もディケイドのそれに戻り、士は肩で息をしながらよろよろと立ち上がる。

「うん、やっぱりそいつは壊そう。僕の方が使い勝手がよさそうだ。」

そんなことを呟きながら、大首領は士に近づく。

「ほら、攻撃しなよ、門矢クン。まだ終わっちゃいないんだから。」

そう挑発するも、士は度重なる攻撃でかなりのダメージを受けているらしく、ただライドブッカーを構えるだけだった。

「…………仕方ない、こいつを使おうか。」

大首領の姿はディケイドと同様のもの(といっても色は反転しているのだが)に戻る。

[アタックライド‐フリーズ]

大首領の姿が見えなくなり、次の瞬間ディケイドライバーは粉々に砕け散った。




第十七話『シャウト・狙われたドライバー』 終



P.S.大首領ディケイドのタイタンクウガの色を間違えてしまいました。ご免なさいorz
とりあえず直しておきました。