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　「う……ん…う・・・う〜……んん………」

　トアンはうめき声を上げながら起き上がった。

　「こ、ここはどこ??」

　ここはノルン村。トアンが生まれ育った村。それでは、なぜ??場所が分かっていないのか??

　無理も無い。それは、ノルン村が変わり果てた姿でトアンの目の前に広がっているからだ。

　「おかぁさ〜ん・・・??・・・ノアァ〜〜!!・・・」

　大声でお母さん、幼馴染の名前を呼んでも誰からも返事が無い。トアンは泣き崩れた。

　「だっ、誰も…いっ…い…いないの…??」

　俺はこれからどうしてゆけばいいんだ??

　全てこうなったのもあの日のせいだ。あの日??そういえば、この左手……



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　***


　その日はノルン村の星祭りだった。皆楽しんで、酒を飲み、踊りを楽しんでいた。

　急に村人の一人が空を指差してこんなことを言った。

　「空がおかしい。向こうからなにか来る。」

　その瞬間。住人の家が燃え上がった。

　「僕の家…・・・。ぼくの、家がぁ〜〜〜!!!!」

　「落ち着け!!!クロード!!!」

　「火事だぁ〜〜〜〜!!!!!」

　「きゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」

　


　　　逃げ惑う人々＿＿＿＿＿。泣き崩れる人々＿＿＿＿＿。




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　あれ??俺はこの後どうなったんだ??どうなったんだっけ??この石は???











　　　　　　　　　　　　　　　　　そうだ!!