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第4話　「旅をする者達」


？？「フィディオ〜、結構歩いたよ？なのにまだ着かないの？サンマロウの町！」
フィディオ「残念ながらまだだよ、サクラ。」
？？「だらだらしてたら着くのがもっと遅くなるよ？」
サクラ「マルコは黙ってて！」
マルコ「わがままだなぁ…。」
フィディオ「あの橋を渡ったらすぐだよ、頑張れ。」
サクラ「はいはい！分かりました〜…。」
ジャンルカ「手を貸そうか？」
サクラ「遠慮します。」

ただ今花の町サンマロウへ向けて歩みを続けている4人。
フィディオ・アルデナ。彼の今の職業はレンジャー（狩人）だが、前は戦士だった。
マルコ・マセラッティ。彼は『元の世界』でフィディオと同じオルフェウスにいたDF。今は僧侶だ。
ジャンルカ・ザナルディ。彼もオルフェウスだった。現在、盗賊としてこのパーティにいる。
最後に…。
清野サクラ。彼女はフィディオを幼馴染に持ち、『元の世界』では『妖精皇女（フェアリープリンセス）』と呼ばれていたプレイヤーだ。
現在、魔法使いとしてこの世界に居る。


ジュリア「じゃぁ、頑張ってね。私達はグビアナに行くから。」
風丸「何処だよ。」
ジュリア「砂漠の町よ。」
円堂「頑張れよ！」
マーク「人の心配より自分の心配をしろ。」
ジュリア「また、いつか。」

「「「See you again！！」」」

そして、“ルーラ”で消えた。
魔物から逃げた時のように、一瞬で。



セントシュタイン城下町。

綱海「円堂〜！！」
立向居「円堂さ〜ん！！」

2人、誰かを呼んでいた。

佐久間「今の声は…！！」
不動「だな。あの2人だ。」

綱海「えんど〜「綱海！」え？さっ、佐久間！？」
佐久間「…何やってるんだ？」
綱海「円堂を探してるんだ。」
不動「それは見れば分かる。」
立向居「でも、見つからないんです。」
不動「だろうな。ってか…ここ何処だよ？」
？？「セントシュタインの城下町だ。」
？？「あら、お久しぶりですね？不動君、佐久間君。」
「「お前達はっ…！！」」
綱海、立向居「「？？…！」」



第4話　終わり