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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ 短編集】フユラブ【海刀様リク完成】 ( No.187 )
- 日時: 2010/12/22 20:35
- 名前: MiNi (ID: AHLqKRWO)
春華リクのガゼル^p^
優しい心
人が嫌いな私は木々が生い茂る森へと来た。
何も聞こえない。
だけどそれが良い。
だが、遠くから草を踏む音が聞こえた。
誰か居る。
「誰だ・・・?」
だんだん近づいてくると、馴染みのある顔が見えた。
「何だ、風介か。」
「薺、ここで何をしている?」
「私は1人になりたくて来た。風介は?」
「私もだ。」
氷のような心、何とかしたい・・・。
私に出来る事はあるのか?
「森はいいよな。何も聞こえない。私にとっては騒音は毒だ。」
風介がそう言う。
確かに私もそう思う。
「風介は“闇の冷たさ”だろ?なら私が“光の炎”で溶かそうか?」
「冗談か?」
風介が笑う。
それに連ね私も笑う。
森に男女の笑い声が響く。
これは騒音なんかじゃない、優しい音色だ。
「そろそろ行くよ、またな薺。」
帰ろうとした瞬間、何故か私は風介の服を引っ張ってた。
これが正直な私か。
「また・・・来てくれるか?」
一瞬静かになり、森が不気味に思えた。
風介が言う。
「薺が居るなら・・・。」
風介の服を離し、背中を見つめた。
氷に心を持つ風介だが、優しい心を持っていた。
ただ伝えるのが不器用なだけかもしれない。
「じゃあ待つか。」
待ってるよ、静かな森で・・・。
終わり!!
うわぁ〜何ですかこれ?
ごめんなさいm(_)m
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