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紀歌リクの小鳥遊！！

　幸せを運ぶ子猫

今日もまた、あの子がやってくる。
医者の息子なので、父さんよりは詳しくないが、簡単な処置は出来る。

「ねぇ慈雨、この子猫弱ってるの・・・。」

ピンクの縦ロール、包帯のように顔に巻かれてる髪。
小鳥遊　忍ゆう女の子だ。

「見せて・・・。」

三毛猫の子猫。
かなり痩せていて、弱っている。

「ミルクをあげよう。」

冷蔵庫から、動物用のミルクを出す。
そして子猫にあげる。

「いっぱい飲んでね。」

頭を撫でて、笑顔な忍。
彼女の笑顔は何故か見てて顔が真っ赤になる。

「どうしたの？」

まっすぐな瞳で俺を見てくる。
目線を逸らしてしまった俺。

「なんでもない。」

子猫を見ると、満足そうな顔をしている。
後は数日入院すれば、元気になる。

「もう大丈夫だよ。」

彼女目線に合わせる。
中庭には俺と忍と子猫しか居ない。

「いつもありがとうね。」

「俺は医者の息子だから・・・。」

「クスッ・・・。」

中庭が幸せの空間になった。
これも、子猫のお蔭だ。

「また、よろしくね。」

「いいよ。」



幸せが一生続きますように・・・。



終わり！
駄目だーーー泣