二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: テニスの王子様〜妄想したの書くョ〜No.2 ( No.6 )
日時: 2010/11/06 11:04
名前: 心綺 (ID: tUnkNpYv)

変な終わり方だけど続き

白石くんが去ってから30分が経った。

いまだに千歳くんは寝息を立てている。


「…そ、そろそろ起こした方が……いいかな」


短い針は6過ぎを示していた。

けれども幸せそうに寝る千歳くんを起こせそうにない。

良い夢きっと見てるだろうし、


「……カワイイなぁ」


千歳くんって背が高いけれど、仕草可愛いと思うな。

だってふと笑った顔とか行動とか。

ふんわりしてるし、あったかいし。

なんていうのかな…


「ああ、猫だ…」


猫みたいなんだ。

きっと甘え上手なんだろなー…

じーっと無防備な千歳くんの寝顔を見ていると眉が動いた。


「ん、」


わたしにとってかなりの色っぽい声にドキリ、と胸が鳴る。

千歳くんの下ろされた長いまつ毛。

わー…綺麗だな、なんて思ってると千歳くんが目を覚ます。


「んん?…あ」

「ああ、あお、おは、おはよよ?」


うわ。

緊張してどもりまくってしまった…。

千歳くんは目をこすりながら、くあっとあくびを漏らした。


「おはよー…」


彼の目はいつもよりとろん、としてる。


「だいじょうぶっと?」

「え、あ…はい、だいじょうぶです。すいません…」


そうだ、わたし倒れたんだった。

千歳くんはふにゃ、と笑って立ち上がった。

              完