二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: テニスの王子様〜妄想したの書くョ〜No.2 ( No.9 )
日時: 2010/11/06 11:08
名前: 心綺 (ID: tUnkNpYv)

次は、白石がちっちゃくなる話。


「…蔵ノ介?」


部活中。

なかなか白石が見当たらない、と謙也が心配そうに言っていた。

それで部室に行くついで探すことにしたのだが。

部室に小さな子供が座り込んでいるのが見えた。

見た目的には3歳、4歳あたり。

……白石蔵ノ介にみえなくもないが、

わたしの声に振り返ると、子供はすくっと立ち上がって私のそばにやってきた。

そしてわたしのスカートの裾をつかんだ。

ぱっちりな子供の目がわたしを見る。


「……えっと、…君は…」

「ここどこ?」

「え、」

「ままは?ぱぱは?おねーちゃんだれ?」

「あ、わたしは…由梨っていうんだー。君、お名前と歳教えてくれるかなぁ」


少年は一生懸命指を数えてる。

か、可愛いいいいいいい!

子供と視線を合わせるためにしゃがむ。

…色素の薄いぴょこぴょこしたやわらかい髪はどこかの誰かさんに見える。

と、


「くらのすけ!3さい!」


あががががががが

わたしは少年(くらのすけくん)を抱きかかえて部室を出る。

そして大声で叫ぶ






「白石蔵ノ介が子供になってしまったーーー!!!」





すると練習中だった数人のレギュラーが駆け寄ってくる。

千歳と金ちゃんに小春とが興味津津に3さいのくらのすけくんを見ている中、謙也とユウジの絶叫が耳を通り過ぎる。


「ほ、ホンマにくらのすけなん?」


そう聞いてきたユウジに私は頷く。


「この髪と顔つきが白石蔵ノ介だ!ありえない!なんで!」


するとボーっと見ていた千歳がしゃがみ、くらのすけくんの頭を撫でた。

くらのすけくんはくすぐったそうに目を細めて千歳を見上げた。


「…名前ば教えてくれっちゃ」

「しらいし くらのすけですッ」


にか

とくらのすけくんは笑った。

その無邪気な笑顔に小春とユウジと謙也の絶叫が再び耳を通過する。


「確かに白石たいね」


千歳はすくっと立ち上がって言った。


「ばってん、どぎゃんしてこんなこつに?」

「わかんない…部室行ったらこの子がいて…」


くらのすけくんは金ちゃんとじゃれてる。

いつのまにか見に来た財前が写メを撮っているし、小春はユウジとキャッキャッしてる。

謙也はその場に座り込んでいるし、銀さんは「ほー」と見ている。


「なにがあったかわからんたいね」

「うん」


すると金ちゃんとじゃれるのに飽きたのかこっちにやってきたくらのすけくん。

くらのすけくんはわたしのスカートの裾を右手でつかみ、左手で千歳のズボンのジャージをつかんだ。


「「え」」


ごめん。終わり(ぇw)