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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ONEPIECE ロストアイランドの秘密 ( No.1 )
- 日時: 2010/11/08 14:38
- 名前: ACT (ID: nrzyoCaD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
第一話
ここは偉大なる航路のとある島、エルタンゴ。酒場町として有名なこの島ではそこら中で酔った大人達による喧嘩が行われており、一日で見ない日はないと言われている。人ごみ、酒の臭い、汗の臭い、そんな道を通り過ぎたある酒屋“フランソワ”に彼ら、麦わらの一味はいた。
店の名前と職が正反対に思えるこの酒屋は、外から見ると狭いように見えたが中はゆうに30人は入れる大きな場所だ。その隅、丸いテーブルに座っている5人の男女は何やら険しい顔つきで話し合ってる。
「んもう!なんでこうなんのよ!」
オレンジ髪の活発そうな女、“泥棒猫ナミ”が声を荒げた。両腕を組んで顔を真っ赤にしている。今にもテーブルを投げ飛ばしそうな勢いだ。
そんな彼女をなだめるように隣に座っている長鼻の青年、“狙撃の王様そげキング”ことウソップは手で制する。
「まあ終わったことなんだから落ちつけよ……な?」
なおも怒りが収まりそうにないナミにウソップの隣に座っている麦わら帽子の青年が賛成する。
「そうだぞナミ。落ち着けよ」
「おめェのせいだー!!!!!!!!!!!!!」
今その場にいる全員に突っ込まれた彼、世界が注目するルーキー“麦わらのルフィ”は怒られたことも気にせず、うははははと笑っている。見ての通り彼は『超』のつくほどの楽天家なのだ。
彼らが何故これほどツンツンしているのか。
事の始まりは1日前にさかのぼる。
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