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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ONEPIECE ロストアイランドの秘密 ( No.4 )
- 日時: 2010/11/08 14:37
- 名前: ACT (ID: nrzyoCaD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
第三話
「で、どうするんだ?」
これを聞いたのは麦わらの一味の船医、“わたあめ大好きチョッパー”だ。ヒトヒトの実を食べた彼は、トナカイ人間という不思議なようとであり、お気に入りの帽子をかぶっている。
「待つしかないだろ、あいつらを」
チョッパーの右隣にいた金髪の男が初めて口を開いた。全身真っ黒なスーツを着ているため“黒足のサンジ”という異名を持つ。
「待つって俺らのことか?」
サンジの後ろから声がした。振り向くと背の高い四人の男女が立っている。今口を開いた髪が水色の男は“鉄人フランキー”だ。その名の通り人造人間の彼は自分で自分を改造したというつわもの。
「やっと来たか。で、収穫は?」
ウソップはテーブルにあるジュースを飲みながら彼らに声をかけたが、代表してロビンが首を振った。彼女、“悪魔の子ニコロビン”はハナハナの実の能力者だ。
彼らが何をしていたのかというと、手元に残った少ない宝で安い食料を探していたのだ。しかし調達はできなかったらしい。
「まあとりあえず船を出さねえか?」
船長ルフィが提案した。他の船員達もそれしか納得できなかったようだ。しかたなく頷いた。今まで幾度となく無謀な冒険をしてきた彼らはこんなこと慣れているのだ。
「よ〜し出発だァ!」
ルフィの掛け声とともに店を出ようとした一味。
しかしそんな彼らに店のマスターは言う。
「お客さん、飲み逃げはいかんぞ〜」
……あ。
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