二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 私立リボーン学園中等部! ( No.2 )
日時: 2010/11/10 20:15
名前: なー (ID: HK6OImIM)

時を同じくして生徒会室。
ここには生徒の模範であり学園内の様々な物事を執行する生徒会員がいる。
「ベルせんぱーい、ナイフ投げないでくださーい。痛いんでー」
「うっせカエル。今俺いらついてんの。だから黙ってサボテンになれ」
ナイフを片手にししし、と笑う少年は生徒会書記・ベルフェゴールことベルだ。
背中に刺さったナイフを涙目で抜く性別不詳の生徒は生徒会会計フラン。
二人は同級生のはずだが、なぜかフランはベルを先輩と呼んでいる。
そんなふたりの掛け合いを、無意味な微笑で見ている少年(?)がいた。
副会長、桔梗だ。
彼は生徒会で最も影が薄い。
それなのにいつも事件に巻き込まれる。
かわいそうな生徒の代表でもある。
桔梗の隣で惰眠を貪っている、オッサンのような風貌の生徒。
生徒会庶務であるザクロだ。
彼は大体やる気が無く、生徒会の執行にも貢献していない。
一癖も二癖もある彼らをまとめているのは生徒会長・スペルビ・スクアーロだ。
彼は人望も厚く頼られる存在で、申し分ない生徒会長なのだが、欠点がひとつ。
「う゛おおぉぉぉぉい!おいてめえら、仕事しやがれぇ!」
こんな感じで、キレやすい。
そして勿論、彼の叫びは副会長桔梗以外には届かない。
「会長、あまり怒らないほうが。血圧上がりますよ」
「うるせぇ。こいつらが言うことを聞けば怒らないですむんだよ」
「それは少々無理かと」
桔梗がそういった直後、ベルとフランが大乱闘を始めた。
「ししし♪お前王子のナイフ折ったな。サボテン決定♪」
「いやですー」
こんなのが生徒会で良いのか?とお思いの方も多いだろう。
しかしこれがこの学園の生徒会なのだ。
そしてもうひとつの主役集団である。