二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】ルカぴょんさん・春華さん完成 ( No.22 )
- 日時: 2011/03/04 18:36
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: ZgrHCz15)
いうこと聞かせたい症候群(蓮アフ/アフロディはイナズマジャパン)
蓮は、アフロディのことをあまりよく思っていない。
と、いうのもアフロディはなにかと蓮を自分の支配下に置こうとするからだ。
蓮の幼馴染二人はファイアードラゴンでアフロディに見事に飼いならされ(まあ、蓮もあの二人は制御できる自信はあるが)、最後はお前だといわんばかりに、アフロディは蓮を自分の部下にしようとしているのだった。
そして方向性がいつも間違っていた。
「ほら、蓮! おてだよ!」
「やるか! 犬じゃあるまいし!」
イナズマジャパンの宿舎の外で、なにやらアフロディが真剣に命令する声がし、続いて蓮が思いっきり怒鳴る声が聞こえた。
いつものことなので、イナズマジャパンのメンバーはたいして気にせずに各々の行動をとっているが、南雲と涼野は一応窓から二人の様子を伺った。
窓の外では、アフロディと蓮が対峙し、アフロディは蓮に掌を向けて、おて! おて! と何度も繰り返し、蓮が思いっきり眉をひそめている。アフロディは蓮を犬かなにかと勘違いしているのでは、と思わせる奇妙な光景だった。
「……あいつらなにやってんだ」
南雲がポツリと零し、横にいた涼野が呆れた声で呟く。
「蓮を自分の配下にしたいのだろう」
「でも、あーいう扱いしてたら蓮に嫌われるな」
幼馴染として蓮の性格をよく理解している南雲が言った。涼野が無言で同意。蓮はおとなしいが、誰かに力でねじ伏せられるのが嫌いだ。ああいう一方的な扱いをすれば、嫌がることは目に見えている。二人は後でアフロディに助言してやろ、と思いながら再度外の二人に目をやった。
「今度はふせだ」
「だから、い・や・だ」
アフロディがサイド命令するも、蓮は嫌だと節々に力を込めて答え、すました顔で横を向いた。アフロディは蓮の扱いにすっかり困っているらしく、子供を叱るように蓮に注意する。
「蓮。白鳥は、アフロディーテの聖なる動物だ。キミは、ボクのいうことを聞くべきなんだよ」
実際、ギリシア神話では、白鳥はアフロディーテの使いとして、車を引いたりしているが、それはあくまで神話だ。アフロディはこれを根拠にやたらと蓮を支配下に置こうとするが、この白鳥はとんだ頑固者。
「伝説なんかで僕は縛れない」
またいつものように頑としていうことを聞くことを拒否したところで、
「白鳥。アフロディ、練習を始めるぞ」
久遠監督が現れ、この話は終わる。
アフロディと蓮は、はいっと元気に返事をすると、仲良くグラウンドまでかけていく。
それから夜にアフロディは、蓮に首輪を与えようとして、南雲と涼野に<ファイア・ブリザード>を食らわせられたことは誰も知らない。
(蓮は、どうやったらいうことを聞かせてくれるのだろうか)
+いうこと聞かせたい症候群
ん〜どういう意味かと問われれば、蓮アフがまいブームになりつつあるので何となく書いてみましたww
蓮とアフロディの関係は、アフロディが蓮を無理やり従わせようとして蓮は反発。
でも何故かサッカーでもなんでも相性ぴったり、と言う謎のコンビですww連携技も考えてますww
なんだろう、この微妙な感じ……