二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 忘れな草【イナズマ短編】林檎さん・MiNiさんリク完成 ( No.33 )
- 日時: 2011/03/25 17:01
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: ZgrHCz15)
- 参照: ねこ動画見て衝動的にww
+けんかはまた今度(バンガゼ幼少期/喧嘩ばっかり)
「こら、はなせばか〜!」
「ばかはきみだ」
お日様園のとある部屋で、晴矢と風介が取っ組み合いをしていた。原因は些細なことで、晴矢が風介のおもちゃをぶんどったことがきっかけらしい。
いつもなら相手にしない風介であるが、今日に限っては怒った。で、ごらんの有様だ。
風介が晴矢の上に馬のりになり、晴矢の頬を両手で力いっぱい捻っている。対する晴矢も風介の頬を両手でつねっていた。二人は互いに瞳を潤ませ、相手が降参するのを今か今かと待ちわびているのだ。
「おまえがわるいんだろ、ふうすけ!」
形勢逆転。晴矢は風介の頬をつねったままぐるっと回転し、今度は風介が下敷きになる。二人が引っ張る力が互いに強まるところを見ると、双子のように息が合っているようだ。二人とも目がますます涙目になり、とうとう二人とも目から涙を零し始めた。それでも風介も晴矢も降参しなかった。
「あやまれ、はるや!」
「いやだ」
再度回転し、今度は晴矢が下になった。
その時、風介の口から欠伸が漏れる。晴矢を引っ張っていた手を離すと、自分の頬を引っ張る晴矢の手を引き剥がす。晴矢の横に降りると、晴矢はむくっと起き上がった。
「なんだよ」
「ねむい」
晴矢が怒りながら口を開くと、風介は短く答える。再度、欠伸が零れうつらうつらし始める。青緑の瞳が眠そうに細められていた。風介の欠伸が移ったのか、晴矢までも欠伸をし始めた。
「けんかはまたこんどだ」
「しゃーねーな」
停戦協定を結ぶと、晴矢と風介は身体を近づけあった。そして無造作に床に転がると、二人揃って目を閉じる。僅か数秒後には、寝息が漏れていた。顔を近づけあって穏やかな顔付きで眠る二人は、何だか幸せそうに見える。二人が立てる静かな寝息だけが空間を満たしていた。
そんな静寂に包まれた時を破るように、静かに部屋の扉が開いた。
「あらあら」
瞳子は眠っている二人に近づくと、部屋の中にあった毛布をそっと二人にかけてやった。風介の身体がもぞもぞと動き丸くなる。晴矢は寝相が悪く、大の字になったまま、豪快に口を開けて寝ていた。
「…………」
二人の寝顔を優しく見つめていた瞳子は、何を考えたのか。小さい二人の手を掴んだ。そして、互いに手を握り合うような形に動かしてしまった。
「晴矢、風介。眠るときくらい仲良くしなさい」
その瞳この声に答えるように、
「ふうすけ〜サッカーやろうぜぇ」
「はるや、サッカーをやろう」
揃った寝言を二人揃って発した。
+
えへ衝動的に書きなぐったので意味不明ですww
かわいいを目指したのになんか違う気がorz何となくピクシブにも上げてみますww