二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】銀色に輝く華 一周年企画!新入隊士募集!! ( No.149 )
- 日時: 2011/12/28 15:53
- 名前: 瑠々 (ID: bFAhhtl4)
- 参照: 咳が止まらな…ゲホッ、ゴホッ!!胃からなんか出そうにnr((殴蹴
第十五訓「ちょっとくらい格好つけてもいいじゃない!」
万事屋メンバーが兎威を追っている頃、真選組は何人かの組に別れ、桃亜を探していた。
「ねぇ、土方さん」
「なんだ?」
「あたし、桃亜のこと、ずっと前から知っていた気がする…」
日向の台詞に土方と、その横を歩いていた沖田は驚いた目で日向を見た。土方は驚きながらも、冷静に日向に聞いた。
「……いつだ?」
「……攘夷戦争のときくらいかな…。よく覚えてないんだけど、そのくらいの時、会った気がする…」
攘夷戦争。
天人と侍の間で起きた戦。
ある一件のとき、真選組は日向が戦に参加し、当時鬼兵隊に所属していたことを知った。
「つまり、桃亜も戦に参加していたとでも?」
沖田の問いに日向は首を振った。
「会ったとは言っても、戦に参加していたとは限らない。身寄りの無い子と一緒に暮らしたこともあったし…」
日向の脳裏に浮かぶのは、銀髪の少女——銀色。
ほとんど接した事は無いが、銀色が数ヶ月の間、屋敷で暮らしていた事は知っていた。
「とにかくこの件には、攘夷戦争が絡んでいるかもしれませんねェ」
沖田の台詞は、少しの間辺りに響いた。
*
その頃、万事屋メンバーは一軒の廃墟の前に立っていた。
ずっと前から使われていないらしく、建物には所々亀裂が入っている。
「銀ちゃん。確かに兎威は、この建物の中に入って行ったヨ」
神楽の台詞に銀時が頷く。
すると、銀時の横で銀色が口を開いた。
「つーかさ、この廃墟……、
でかくね?」
銀色の台詞に新八はアハハッと苦笑いをした。
確かに、銀色の言った通りこの廃墟はでかい。もの凄くでかい。
友達100人余裕で呼べるよ、つーか1000人いけるんじゃね?と言うくらいの大きさである。
「こんなでかかったら、桃亜探すのに時間掛かっちゃうアル」
「そうだよ。あたしアイツ等より早く見つけて、報酬倍にしてやりたいんだけど」
「銀色さん!?なにサラリと酷い事言ってんですか!?」
すると銀時は一歩前に出た。
そして、新八達の方へ振り向き、
「ようは、さっさと見つけて帰らせりゃあ良いんだ
アイツラ
ろ?桃亜を真選組のところまで」
銀時の台詞に、三人は同時に微笑んだ。
銀時も微笑むと、扉に手を掛けた。