二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】銀色に輝く華  第四訓up!! ( No.40 )
日時: 2010/12/04 12:05
名前: 瑠々 (ID: 5YaOdPeQ)

【桃亜誕生日編】「雪と桜」


「ひーまーだー」

あ、お久しぶりです!真選組十二番隊隊長、大久保桃亜です!今日は何にもなくて、ボーっとしています。

「桃亜ー♪」

あたしの部屋の襖が勢い良く開くと、アリスが飛び込んで来た。

「アリス、如何したの?」

「いや、別に♪」

すると、あたしの部屋に次々と十二番隊の隊士がっ!

「隊長、昨日何の日か覚えとる?」

餡子ちゃんがあたしの横に座ると聞いてきた。

「昨日、何の日だったっけ?」

あたしが考えていると莉乃が微笑みながらやって来て、

「昨日、十二月三日は桃ちゃんのバースディだよ!」

「あっ!それ、あたしが言おうと思ったのにっ!!」

莉乃の言葉にアリスがショックそうな顔をしていた。
あ、そう言えばあたし昨日誕生日だったっけ?

「忘れてたのかよ・・・」

緑?何か文句でもある?

「いや・・・」

「まぁまぁ。で、桃亜に誕生日プレゼント持って来たんだー!!」

銀杏がそう言うと皆で一斉に袋を取り出した。

「ハッピーバースディ!桃亜!!」

あたしは「ありがとう」と言うと、皆からの誕生日プレゼントを見た。

「せっかくだし開けてよ!」

「うん」

あたしはゴソゴソと皆からもらった誕生日プレゼントを開けた。

アリスからは、淡いピンクの桜がついたリボン、
餡子ちゃんからは、花の増加の置物、
黒夢からは、桜の木と空の絵の着いた手帳、
緑からは、チェックのハンカチ、
銀杏からは、水色の勾玉、
紅葉と莉乃からは、可愛い写真たて、
澪からは、桜のキーホルダー、
悠からは、お菓子の詰め合わせだった。

「ありがとう・・・」


何時の間にか外では雪が降っていた。

ヒラヒラと空から舞い落ちる雪が桜の花びらみたいで
綺麗だった。





まだまだ寒いけど、あたしの心は春みたいに暖かかった。


                    〔終〕