二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 天駆ける十二星座ポケモン ( No.125 )
日時: 2010/12/21 19:08
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: mwHMOji8)
参照: ポケモンのアレンジ曲(を聴くこと)にはまっておりますw

あらすじ
乙女座攻略戦で、大悟が仲間に加わる事となる。
色々物を買い、明日はいよいよ出発。
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夜。秀夜は夢を見た。
映ったのは自分の家。友達がたくさん遊びに来て、両親もその姿を楽しげに眺めている。
これが秀夜の本来の姿だった。ただの学生として過ごし、ただの大人として平和に世を過ごすはずだった。
B・S団が現れた事で、世界は崩壊、秀夜たちの町で残ったのは秀夜と京だけだった。家族や友達は皆強制労働を強いられた。
この時二人は誓ったのだ。必ず、世界を元に戻すと。

朝が来た。部屋は違ったが、全員が大体同じ時間に起きてきた。
朝食はホテルで出る。さっさと食べ、ローマへ向かう事となった。
「あ! 大悟さん、移動手段って…あります?」
秀夜が慌てる。ボードは六台。現在七人いるため、一つ足りないのだ。
「それなら大丈夫さ。僕のエアームドの馬力とスピードなら、君たちについて行けるからね」
意外とあっさり解決した。
いざ出発。六台のボードと一体のエアームドが空を駆ける。
「ローマっつっても広いからな。探すの時間掛かるんじゃないか?」
平治が訊いて来る。その通りだ。
大都市だからB・S団の奴が支配している、と考えると、歩き回るのは危険になってくる。
「…まあ頑張って探すしかないだろ。分かれて探すのは危険極まりないし」
策も思いつかなかったので、とりあえず思ったことを言っておいた。
特に他の会話は無かった。七人はローマへ飛ぶ。

「さあ、着いたぞ」
人気の無いところへ着地し、歩いて移動する。
大都市らしく、ローマはにぎわっている。
しかし、いい意味ではない。
人々は強制労働をさせられている。にぎわっているのは、人がたくさんいる、という意味での話だ。
近くに、『ローマ大競技場』と書いてある建物がある。これを見て、大悟が急に顔をしかめた。
「大悟さん、どうしたんですか?」
心配に思った綾が訊く。
「いや、この競技場がかの有名なローマ大競技場なのか、と思ったのさ。せっかくだから説明しておこう」
大悟は重々しく話し出す。
「ここは競技場、なんてもんじゃない。地獄だ。B・S団に捕まったものの中で力強そうな人間が武器を持ってポケモンと戦うんだ。普通はケンタロスやバッフロン、特に酷いのとなるともの凄い知能を持ったメタグロス、ダイナマイトでも傷つかない鎧を持ったメタゲラスが出てくる」
皆息を呑んだ。ここを支配しているのは誰だ…秀夜はそいつをぶん殴ってやりたかった。
「…その人達を助けるのが俺たちだ。絶対に十二星座ポケモンを蘇らせようぜ!」
秀夜が叫んだ、その時だった。
—十二星座ポケモンを蘇らせようとしているのは、貴方たちですね?—
突然脳に声が響いた。他の者にも聞こえたようだ。皆辺りを見回している。
—テレパシーで語りかけています。私はヴァルニカ。乙女座を司る十二星座ポケモンです。—
「はあ?」

続く
ねえちょっと皆!>>0が12/19 12:19だよ!