二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天駆ける十二星座ポケモン 参照800ですたいww ( No.188 )
- 日時: 2011/01/11 19:14
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: F/CIbMuI)
あらすじ
怪盗姉妹の機転で、捕まった三人を救出。
しかし、フーが気がかりな事を口走る。
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「ですから、ここで無理に捕まえる必要はもう無いのです。アジトで捕らえればよいだけですからね」
フーは勝ち誇ったように、邪悪な笑みを浮かべる。
B・S団にはこういう狂人しかいないのだろうか。
「では、さようなら。せいぜい残された人生を有意義に使うことですよ」
フーは一瞬で消えた。
「黄道台か…。ところでヤルタってのがボスなのか?」
京はそっちに興味があるようだ。
「頭文字を見た所ではヤルタはYだろ。どちらにせよそいつも力を持った奴だという事は確かだけどな」
秀夜は返事をする。
その時、ポケモンの羽ばたく音が聞こえた。ザンナーのフィニクスだ。
「じゃ、あたしたちはこれで退散するわ。他の地の宝を探しに行こうと思うの。あんたたちも頑張りなさいよ!」
飛んでいくフィニクスの上から、激励するザンナー。リオンは特に何も言わなかった。
「さて、石碑を探そうぜ」
平治が言う。本来の目的は石碑、そして十二星座ポケモンである。
「ああ、そうだな」
その時だった。
「秀夜ー、これじゃないの?」
由衣が岩場の奥から呼んでくる。
行ってみると、確かに前と似たような石碑があった。スイッチ付きで。
「ヴァルニカの野郎、騙しやがったな! なにが『大きな建物の近く』だ!」
「別に騙したわけじゃないだろ。今回はたまたま、ってもんじゃねえの?」
京の意見に、秀夜がつっこむ。
スイッチを押すと、例によって石碑が動いた。
今回は岩が紫色に輝いている。
「秀夜さん、獅子座ポケモンってどんなのだと思います? 獅子っていうくらいだからきっと凶暴なんじゃ…」
綾が訊く。
「どんなに強くても、この手で相手を倒すだけさ。世界を救うのは俺たちだ」
そうこう喋っていると例によって例のごとく大広間に出た。
今回は老人がいる。
「質問する必要は無いな。獅子座ポケモン、ダークオンを蘇らせるのであろう?」
「はい、その通りです。お願いします」
秀夜が老人に言うと、老人は無言で頷く。
結晶が動き出した。何だか中から爆発しているようだ。
急に大きく爆破し、ダークオンが現れた。
紫のたてがみと紫の体毛をまとい、威厳に満ちた姿。
胴体からは二、三本太い棘が飛び出し、その姿は例えるなら「闇のエンテイ」とでも言うべきか。
(見た感じと名前から、悪タイプだろうな…。今回もこいつに頼るか)
秀夜の選んだのは…
「また頼むぞ、ラグラージ!」
秀夜の手持ちの顔となった、ラグラージだ。
お互いに自分の敵を睨みつける。どちらも準備は万端だ。
今、獅子座攻略戦が始まる—!
続く