二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 天駆ける十二星座ポケモン (オリ技を募集。) ( No.20 )
日時: 2010/11/14 11:10
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: e7NtKjBm)

あらすじ
図書館で、秀夜は仲間の綾から十二星座ポケモンの存在を聞く。
早速探そうとしたが、そいつらは世界中にいるらしい。
世界中って、どう渡れば…
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「とりあえず、皆に聞いてみませんか? もしかしたらいい方法が出てくるかもしれないですし…」
綾が提案する。
「そうだな。よし、全員集合!」
秀夜が集合を掛けると、仲間がさっと集まってくる。
「えー、まず、世界を救う方法が見つかった」
その言葉に、皆が歓声を上げた。
「静かに! 外に聞かれたら困る。で、その方法が、世界に眠る十二星座ポケモンを蘇らせることなんだが、ここで問題が発生した。そこで皆に、世界を廻る方法を考えて欲しい」
真っ先に一人の男が声を上げた。
「じゃあよ、空を飛べるポケモンに乗るってのはどうだ?」
「いや、それは危険だ。海にもB・S団の輩はたくさんいる。下から見て気付かれなければいいんだが…」
京が手を挙げた。
「B・S団の奴らって、フライングボードとかいうやつ持ってるじゃん? あれを奪い取る事が出来れば、下から見ても気付かないし…」
「その作戦は俺も考えた。だが、ちょっと危険じゃないか?わざわざB・S団を呼び出したくはないし—」
秀夜が言い終わる前に、突然爆発音がした。
図書館の壁が破られている。六人くらいの者が入ってきた。
「誰かがいるのは分かっている! 大人しく出て来い! さっき歓声が聞こえたんだぞ!」
くそ、聞かれていたのか…。待てよ?今B・S団がいると言う事は、あいつらは乗り物で来た確率が高い。よし!秀夜が皆を呼び寄せた。
「皆よく聴け。京の作戦を実行する。俺が今からあいつらを止めるから、その隙にお前らは外に出て、あいつらの乗り物を奪い取るんだ」
皆困惑している様子だ。それはそうだろう。だが、ここでまごまごしていると全滅する…
「大丈夫だ。俺を信じろ。京、お前が指揮を取ってくれ。頼むぞ」
皆を移動させてから、秀夜は立ち上がる。
「俺はここにいるぜ! かかってきな!」
B・S団の奴らは秀夜を見ると、どっと押し寄せてきた。
「…ポケモン無しで俺を捕まえようとするのかよ。ナメられたもんだぜ…」
秀夜はモンスターボールを取り出す。ジャローダが出てきた。
「お前の力が必要なんだ、頼むぜ! ジャローダ、グラスボンバー!」
ジャローダが叫ぶと、突如図書館の外から植物がものすごい勢いで入ってきた。
みるみるうちに大きい蔓となり、B・S団員を縛り上げた。
「サンキュー、ジャローダ。しばらく休んでくれ」
グラスボンバーはもの凄い力を要する。秀夜のジャローダのようにタフなポケモンでも、連続での使用は無理だ。

秀夜は外に出て、仲間を探す。
しばらく歩いて、突如目に入ったものに、秀夜は絶句した。
全員、何故か檻の中に捕らえられていたのだ。
「何故だ…そんなはずは…」
すると、物影から秀夜のよく知る人物が現れた。
「やあ、逃亡者のリーダーくん。お疲れ様。これで俺っちの位昇進は確定だね。ケケケケケ…」
秀夜が一番に憎むその人物は、B・S団の幹部、Vの称号を持つ男、ヴァーミンガムだった。

続く