二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 天駆ける十二星座ポケモン 第六章開始 イラストぼしゅー ( No.207 )
日時: 2011/01/16 15:38
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: HnQQx7lG)

あらすじ
秀夜と京は、ロスト&ノックの必殺コンボ『開眼ブレード』に大苦戦。
突破口は開けるのか…?
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あれから、全く開眼ブレードの破り方が思い浮かばない。
ストライクの技は、次第に見切れるようになり、避けられるようになった。
しかし、こちらの攻撃はことごとく止められる。
同時に攻撃しても、ストライクが追撃するので、コクジャクは難なくその技を避けてしまう。
「どうすりゃいいんだよ…」
悩む秀夜。その間にもストライクが向かってくる。
ライボルトに回避させるが、反撃は出来ない。開眼で止められてしまうからだ。
「まーまー、負けても捕まるわけじゃあないんだからさ、気楽にやんなよ」
ノックは、バトル中に鏡とくしで髪を整えるほどの余裕を持っている。
ロストは気を抜かない。常に身構えている。
今気付いたが脇には刀が差してある。
「ぼちぼちとどめだ! ストライク、シザークロス!」
ストライクが鎌を構え、突っ込んでくる。
「横に飛びのけ! 避けるんだ!」
間一髪でライボルトは横へかわす。フライゴンもライボルトもだいぶ疲れてきている。
(攻撃するとその前に追撃される…同時攻撃も効かない…突破口は無いのか…)
秀夜は考える。
「もー吹っ切れた! 開眼だろうが知った事か! フライゴン、火炎放射!」
京が突然怒鳴り出す。フライゴンは火を吹こうと構えるが…
「無駄無駄! コクジャク、開眼せよ」
コクジャクの羽の目によって、やはり止められ、
「ストライク、燕返し」
ストライクが攻撃に向かう。
「あれ?」
その時、秀夜はあることに気付いた。
ストライクのスピードが落ちている。追い風の効果が切れたのだ。
フライゴンは炎を出せなかったが、スピードは確実にさっきより遅い。
ロストもノックも気付いていない。よっしゃ、チャンス!
「ライボルト、放電だ!」
ライボルトが体中から全体に電気を放った。
「無駄だって。コクジャク、開眼」
「ストライク、シザークロスだ」
コクジャクの羽の目が開き、一瞬ライボルトの動きを止める。
ストライクも動き出し、攻撃に向かった。
「京! 今だ!」
秀夜が叫ぶ。京は戸惑ったが、すぐに火炎放射の指示を出す。
「諦めろ! コクジャク、開眼!」
ここまではいつも通り。
「ストライク、シザークロ…ん?」
ロストが止まった。まだストライクはライボルトを仕留めていない。
この間にフライゴンの炎が、ストライクを飲み込む。ライボルトも放電を繰り出した。
放電は全体攻撃、しかしフライゴンには効かない。
「馬鹿な…コクジャク、避けろ!」
コクジャクは飛び上がって避けるが、ストライクは逃げられない。
炎と電気の合体技を受け、あっさり倒れた。
「さあノック、覚悟はいいか?」
秀夜がにやりと笑ってノックを睨む。
「チェックメイト! 勝ちは貰った!」
京も高らかに叫んだ。
「ライボルト、十万ボルト!」
「フライゴン、竜の波動!」
フライゴンは竜の偉大な力を込めた波動を、ライボルトは強力な電撃を放出する。
「僕は、負ける訳には行かない! コクジャク、放てる限りシャドーボールだ!」
コクジャクはノックの期待に答え、影の弾を六発も発射した。
しかし、決定力は秀夜と京の方が上。
波動と電撃は影の弾を突き破り、コクジャクを捕らえた。
コクジャクが地面に落ちる。勝負は着いた。
「よっしゃあああ!」
秀夜はガッツポーズを見せ、京が高らかに叫んだ。

続く