二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天駆ける十二星座ポケモン 第七章開始 ( No.245 )
- 日時: 2011/02/07 18:53
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: RlxFuCMR)
あらすじ
自ら前線へと出てきたユタ。
対するは、ユタに対して相当の怒りを抱く、京。
二人の空中戦が始まる。
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「いいかフライゴン、俺が背中に乗ってるなんて考えなくていい。思い切りやれ!」
「フワライド、俺は問題ない。存分に暴れるが良いぞ!」
バトル開始。
「フライゴン、まずは挨拶代わりに、火炎放射だ!」
京のフライゴンが先手を取った。灼熱の炎を吹出す。
「問題ない! 攻撃をかわし、シャドーボールで反撃せよ!」
フワライドは浮き上がった。炎の軌道を逸れ、影の弾を二発打ち出す。
「そんな攻撃じゃ、俺のフライゴンは捕らえられないぜ! フライゴン、超接近! ドラゴンクローだ!」
フライゴンが戦闘機のような体勢をとった。
そのまま猛スピードで突進、シャドーボールははるか後ろだ。
うおあああああああー! と背中で叫んでいる京は無視し、フワライドの距離を一気に詰める。
そのまま、怒りの爪を振りかざす。スピードを見切れず、ドラゴンクローがフワライドを捕らえた。
「くっ! 中々やるではないか。あの技を使わなければならんかもしれんな!」
フワライドはともかく、ひもで下にぶら下がっているかごへの衝撃は結構大きいものだ。
しかし、それでもなおユタの口調には余裕が感じられる。
「ドラゴンクロー一発如きで怯える必要は無い。フワライド、シャドーボールだ!」
再びフワライドは影の弾を作り上げ、今度は三発発射した。
「何したって、コイツのスピードにはついて来れないぜ! フライゴン、ドラゴンクローだ!」
フライゴンも再び戦闘機モードで急接近する。シャドーボールは難なく避けられる。
だが—
「俺様が何度も同じ手にかかると思うな! フワライド、スライングスピン!」
フワライドが空中で舞う。舞いの風で浮き上がり、ドラゴンクローが外れる。
刹那、フライゴンの隙を逃さず、フワライドがスピンアタックを叩き込んだ。
「うおわ!」
フライゴンは大きく飛ばされる。京は何とか落ちずにすんだ。
「どうせだからもう一ついいことを教えてやろう! このスライングスピン、実は与えたダメージを半分回復するのだよ!」
ユタは勝ち誇ったような笑みを浮かべる。その笑みには仲間には決して見せないであろうふてぶてしさがあった。
「おやおや、たった一発のスピン攻撃で随分効いてるじゃないか。本当はこれに電磁波を組み合わせて使うつもりだったんだが、地面タイプには電気技が効かないからな…。ま、お前はよく頑張った方だよ」
ユタは再び、にやりと笑う。
「…ふざけんなよ、てめえ」
京の声が怒りに満ちている。
「ふざけんじゃねえぞ、てめえ! その腐った脳天、俺が今ここで叩き直してやる!」
京は顔を上げた。フライゴンもやる気はまだ十分。
「決めてやる! フライゴン、渾身のドラゴンクロー!」
続く
何か終わり方微妙じゃねえか?