二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天駆ける十二星座ポケモン 作者は志望校合格を達成! ( No.264 )
- 日時: 2011/03/13 15:42
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: 3GsmIGqB)
あらすじ
パワーアップしたオシリスの軍艦だが、どうにか逃げ切りに成功。
マダガスカル島に到着した。
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マダガスカル島は、自然豊かな森になっていた。
何だかミサイルの被害もほとんど受けていないような気がする。
南半球の中でも南に位置することもあり、あまり被害は無かったのだろうか。
「こんな場所のどこに石碑があるんだよ…。つーかこんな広い敷地から小せえ石碑を探し当てるなんざ不可能だろ!」
捜索早々、京が不満を言い出す。
「お前のフライゴン使えばいいだろ。せっかくだから探してくれよ」
京に頼む秀夜。
しょーがねーな、と京は呟き、フライゴンを出す。京はフライゴンに乗って、空へ飛んでいった。
二、三回旋回した後、地上に戻ってくる。
「どうだった?」
秀夜が訊くと、京はフライゴンから飛び降り、遠くを指差す。
「あっちの方に集落があるけど…それ以外は建物なんてどこにも見当たらねえ。どうする、行くか?」
「行くしかないでしょう。現地の人々が何か知ってるかもしれないし」
秀夜より先に、京の質問に答えたのは綾だ。
「だが、ここらへんの民族は乱暴だ。襲ってくる確率もあるぞ」
平治が珍しく丁寧な意見を出した。いつもなら平治は勢いでやってしまう奴だ。
秀夜は悩んだ末に、
「よし、行くしかないな。歩くの面倒だから飛んでくぞ。ボード用意!」
空を飛んで集落まで行く事に決定。
「大丈夫か…?」
「問題ないって。いざって時はポケモン使うしかないけどな」
らしくない平治君はいるが、とりあえず集落まで飛んでいくことにした。
ミサイルの被害は全く無い。
あるのかもしれないが、表面上は全く見えない。
「何でここまで無事なんだろうな…」
奇跡的に、ここだけ助かった、なんて事があったのかもしれない。
その集落に近づいてくると、いくつかの人影が見えてきた。
向こうはこちらに気付いていないようだ。
「お、人いるじゃんよ。訊いてみようぜ」
京が高度を下げる。
ここらへんに住んでいる人はどのような人なんだろう、と秀夜は下を見て、
その瞬間に京を追って猛スピードで降りる。
なぜならば、
人々が着ているのは、黒いローブで、胸にはB・S団のシンボルがあったからだ。
秀夜は京の腕を掴む。
「京、今すぐ上空に戻れ。奴らはB・S団の下っ端だ!」
「え、マジで?」
京は目を細めて下を見る。京は目が悪いのだ。その直後、慌てて高度を上げた。
「ふー。危ねえ、あの中に突っ込んでたら確実に捕まってたぜ俺」
京はため息をつくが、一番びびったのは秀夜だ。
「とりあえず、村の近くの森に降りるぞ」
秀夜たちは村から距離をとり、森の中に着地する。
着地すると、平治が口を開いた。
「ほらな、危ないって言ったろ。ここはやっぱり危険だ。後回し…って訳にはいかないのか?」
「何言ってんだよ! お前本気か? つか今日は全然お前らしくないぞ、どうしたんだ?」
やけに怯える平治に対し、秀夜はつい大きな声を上げてしまう。
平治はどうしてしまったのだろう?
続く