二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 天駆ける十二星座ポケモン 参照1500というのは幻覚です ( No.273 )
日時: 2011/03/29 19:13
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: 3GsmIGqB)

あらすじ
牡牛座ポケモン、タウロススがついに登場。
牡牛座攻略戦が始まる。
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タウロススは雄たけびを上げると、角を構えて猛突進してくる。
「ああいうのは急に止まれないタイプだ! 引き付けて横へジャンプだ!」
ラグラージは秀夜の指令通りに動いた。
タウロススの突進をギリギリまで引き付け、素早く横に逸れる。
「そこからハイドロポンプ!」
勢いで止まれないタウロススへ、ラグラージは大量の水を放出して攻撃する。
タウロススに命中したが、タウロススは吹っ飛ばされる事はなく、地面に踏みとどまった。
角にばかり目がいってしまうが、どうやらタウロススは足腰も頑丈らしい。
今度は突進をぶつけようと、タウロススは再び向かってくる。
だいたいノーマルタイプかそこらへんだろうと考えた秀夜は、
「ラグラージ、アームハンマーだ!」
ヒット&アウェイ戦法はラグラージにはあまり向かないと判断し、そのまま攻撃を仕向ける。
ラグラージは腕を振るって飛び上がり、突進の範囲から逃れる。
そして金属の塊のように重い拳の一撃を当てようと、タウロススの背中目掛けて腕を突き出す。
対して、タウロススは向きを変え、角を勢いよく振る。
ラグラージの拳とタウロススの角が激突する。
しかし、ガキン! と音が響き、ラグラージのアームハンマーが角に弾かれる。
(あの角…もの凄く硬い?)
ラグラージの今の一撃は相当な威力だった。しかし、振り上げられたタウロススの角は、その拳を弾き返した。
正面からぶつかり合っても勝ち目は無さそうだ、秀夜はそう判断し、
「相手の足元を狙うぞ! ラグラージ、地震攻撃!」
ラグラージは大きく飛び上がり、落下の衝撃で地面に衝撃波を起こす。
その衝撃波がタウロススを狙う。
対するタウロススも自慢の脚力で飛び上がり、地震を避ける。
そして今度は上から角を構え、ラグラージ目掛けて急降下する。
「やばい、あれはやばいぞ! ラグラージ、後ろへジャンプ! とにかく距離を取れ!」
ラグラージは後ろへ下がる。
次の瞬間、轟音と共にタウロススの角が地面へ深く突き刺さった。
角がほとんど見えない。ものすごい威力なのだろう。
しかし、
(あれ…?)
もの凄い勢いで突き刺したが故に、角が抜けないらしい。
タウロススが必死に抜こうとしているが、そう簡単には取れなさそうだ。
(これはまたとないチャンス!)
そう判断した秀夜は、
「ラグラージ、渾身のアームハンマーだ!」
ラグラージは拳を勢いよく振るって、今度こそタウロススを狙う。
拳がタウロススの頬をとらえ、タウロススは大きく吹っ飛ばされた。

続く