二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 天駆ける十二星座ポケモン 第九章開始 ( No.291 )
日時: 2011/04/07 17:35
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: 3GsmIGqB)

あらすじ
B・S団のピアスを撃破。
しかし、ここの大きな建物は…
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「よし、京。フライゴンを頼む」
秀夜に頼まれ、京は頷いてフライゴンを出す。
「フライゴン、近くに目立つ建物がないか探してきてくれ。頼むぞ」
フライゴンは飛び立ち、秀夜たちの頭上を一回旋回したあと、飛んで行った。
「何なら俺のサザンドラも行かせるか?」
斬人がボールを取り出しながら訊く。
「そうだな。じゃあサザンドラも頼むよ」
秀夜の言葉を聞くと、斬人はサザンドラを出した。
サザンドラは羽を羽ばたかせ、すぐに飛び立った。


フライゴンとサザンドラはほぼ同時に戻ってきた。
二体とも目を引いたのは、おとぎ話にでも出てくるようなかわいい教会のような城らしい。
ここの支配者(おそらくピアスだろう)が作らせ、花畑に合わせて建てたのだろう。
他には何も建物は無かったという。
「まあ、その周辺を探すしかないだろ」
秀夜が言い、六人はボードでその城へ向かうことになった。
それにしてもB・S団は悪の心を持った集団などと思っていたが、そんな奴らばかりでもないようだ。
「多分、あれじゃないですか?」
綾が見つけたものは、黄色い建物。
一応B・S団のマークがあるものの、どう見てもB・S団が建てたとは思えないほどのかわいらしい教会のような城だ。
「…おそらくあの二人組が一番B・S団の常識からかけ離れてるんだろうな」
服装に関してはレインという男がいるのだが、秀夜たちはその男の事は知らない。
目的地に着いた秀夜たちは、入り口前へと着陸する。
「さて、石碑探すぞ。奴らは襲ってこないだろうから、分かれて探そう。見つけたら携帯のメールで全員に送ってくれ」
秀夜は皆に指示し、六人は別行動に入る。
秀夜は庭園の中を探すことにした。
(しっかし、まさかここまで来れるとは思ってなかったよなあ…)
正直、秀夜は六個目くらいで誰かが挫折すると思っていた。
平治が弱気になった時は内心やはりなと思ったが、あれはB・S団のサスケだった。
(こりゃ本当に世界救えるかも知れねえぞ…)
そんなことを考えつつ庭園を見回していると、唐突にベートーベンの『運命』(秀夜の着信音)が鳴った。
メールは斬人から。何でも『裏庭でそれらしいものを見つけた』そうだ。
裏庭に行くと、もう全員集まっていた。
確かにそれっぽい石碑があった。確証としてスイッチがある。
押すと、やっぱり石碑が動いた。
「よし、行くぞ」
六人は開いた石碑の中へ乗り込んでいく。

続く