二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 天駆ける十二星座ポケモン 参照2000って夢だよな ( No.321 )
日時: 2011/05/03 15:53
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: qBNewIT8)

あらすじ
ヤルタの指示で秀夜の足止めに出てきたクエスト。
秀夜とのバトルが始まる。
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「大口を叩くのはそこまでですよ。私はバトルをしながらも時間稼ぎに徹しますからね」
どうやらこのクエスト、本当に足止めのため『だけ』に出てきたらしい。
「行きますよ。ハブネーク、まずは牽制の火炎放射!」
ハブネークは鎌首をもたげ、口から火を吹く。
見た感じはとても牽制には見えない威力だが。
「ランクルス、シャドーボール!」
対するランクルスは、影の弾を二発発射し、炎を打ち消した。
「ガンガン行くぞ! サイコショック!」
今度は念波を実体化させ、波動として打ち出す。
ハブネークは身を捩って念波を避ける。
「相手を止めるな! もう一撃だ!」
再びランクルスが念波を打ち出そうとしたその時、
「ハブネーク、黒い霧!」
ハブネークが口から黒い煙のような霧を放出する。
これによってランクルスの視界はふさがれた。
サイコショックは霧を散らす事は出来たが、ハブネークを捕らえる事が出来ない。
「黒い霧は相手の動きを止めるには超便利な技。ましてや足止めには欠かせないのですよ」
クエストはそう言って、ハブネークに次の指示を出す。
「ハブネーク、アイアンテール!」
ハブネークの剣のような尻尾の先が白く光る。
その尻尾を、ランクルス目掛けて太刀のように振り下ろす。
「大丈夫だ、受け止めろ!」
真剣白刃取りの要領で、ランクルスはハブネークの尻尾を受け止める。
「よーし、そっから投げ飛ばせ!」
ランクルスはハブネークを持ち上げ、ハブネークを投げ飛ばした。
数メートル吹っ飛んだハブネークは、しかし、着地に成功し素早く立ち上がる。
「このハブネークは足止め担当ですので、防御力を重点に育て上げているのですよ。この程度は軽いのですよ!」
「ちっ…」
思わず舌打ちする秀夜。
Qだと思って甘く見ていたが、この女は、クエストは曲者だ。


梓と綾は、秀夜と分かれた後、大悟と金髪の女性が飛んでいった方向へ走っていった。
そこには大悟たちの姿は無いものの…
「うわ…何か色々とまずそうですね」
綾が思わず声を漏らす。
B・S団の下っ端集団が、レジスタンスの下っ端構成員たちと激突している。
ここの住民のほとんどはレジスタンスの構成員だが、それでもB・S団の方が数が多い。
その時、梓と綾はある男を見た。
梓にとっては、先ほどの写真の中にいた男。綾にとっては仲間。
「あれ平治さんじゃ…!」
綾が声を上げる。平治はレジスタンス構成員の先頭に立って戦っているのだ。
「私、助太刀に行ってきます!」
言うが早いか、綾は駆け出していった。
止めようとする梓の声も聞かず、綾は戦線に飛び込んでいく。
「おい、待てって!」
梓は後を追って止めようとするが、その前に一人の男が立ちはだかる。

「お前の相手はこの私だ。お前はレジスタンスの中でかなりの実力者、相手にとって不足無しだろう?」

金色の兜を顔に付け、フードで首より下を多い尽くしたB・S団第二位、ヤルタだ。
「ふっ、こちらこそ不足無しだ。それより貴様、私をあまり見くびるんじゃないよ」
その時。
「あら、貴方のような強者なら、二体一でもいいかしら?」
空から、ガブリアスが急降下してきた。
その背中から、金髪の女性が颯爽と飛び降りる。
「梓、協力するわよ」
突然の金髪の女性の登場に、梓は少し驚いたが。
「ありがとうございます。お願いします!」
すぐに平静を取り戻し、モンスターボールを取り出す。
「二体一か。ならばダブルバトルで確定だな」
ヤルタはそう言って、こちらも二個のモンスターボールを取り出した。
最強の二人組vsB・S団第二位の男の戦いも、今始まった。

続く